<1日目> | ||
美濃戸から歩き始める。快晴で日差しはあ るが、爽やかでむしろ涼しい。 この時期どこの山でも見かけるシロバナヘ ビイチゴがたくさん咲いている。 ギンリョウソウがあり、木に巻き付いてい るマタタビが花をつけている。 日曜日の13時過ぎなので、北沢を多くの 登山者が下ってくる。今日は素晴らしい天気 だったのでみんな大満足しての山旅だったの だろう。 |
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ギンリョウソウ | ||
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幅の広い林道を徐々に高度を上げながら歩 く。 小型のマイヅルソウやキバナノコマノツメ、 ズダヤクシュ、コミヤマカタバミなどが見ら れてくるが、全体としてこの北沢には花は少 ない。 堰堤の広場といわれているところで林道は 終わり、北沢を左岸にわたって山道となる。 この辺りもシロバナヘビイチゴやキバナノ コマノツメなどがあり、ヤマオダマキが一つ 咲いていた。 |
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マタタビ | ||
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アマイヅルソウ | キバナノコマノツメ | |
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北沢を右岸、左岸と木の橋で渡って、沢の 流れの向こうに大同心、小同心が見えた。 ここから少し歩くとオサバグサが顔を出し た。ちょうど咲き始めだ。この花は翌日の硫 黄岳への登りでもたくさん見られた。 オサバグサは15年くらい前に福島の田代 山・帝釈山に行ったときに見て以来の気がす る。 赤岳鉱泉で幕営の手続きをしていた宿の事 務所には石油ストーブがたかれていた。 この日は約10張のテントが張られていた。 |
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ヤマオダマキ | ||
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大同心と小同心 | オサバグサ | |
<2日目> | ||
鳥の声で目が覚める。 明け方はシュラフにくるまっていても寒 さを少し感じた。5~6℃くらいだろうか? 上空は少し雲は出ているが晴れており、 赤岳山頂もくっきり見られた。今日も天気 はいいようだ。 小屋周辺でミヤマキンポウゲが咲いてい た。 シラビソの林の中を硫黄岳を目指して登 りはじめる。 |
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ミヤマキンポウゲ | ||
このシラビソの林の中にオサバグサがた くさん咲いている。 ここを歩いているのは前に3人、後ろに 2人。いずれもテン泊者で、背に負ってい る荷物は軽い。 昨日の北沢沿いのイワカガミはもう終わ っていたが、ここには数多くのイワカガミ が咲き誇ってた。 ミツバオウレンが咲いていた。この写真 の株はもう咲き終わりであるが、種をつけ るフック型の子房が面白い。 |
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イワカガミ | ||
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この尾根道の右側の木の間越しに、横岳や 八ヶ岳の主峰赤岳が見えるようになり、赤岩 ノ頭に着いた。 素晴らしい眺望!! 北アルプスが乗鞍岳から白馬岳まで山座同 定がすべてできる。 風も弱く気分爽快。 |
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ミツバオウレン | ||
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北アルプス 左が乗鞍、右が穂高・槍 | ||
ここから硫黄岳に向けて緩い登りが続く。 火山であったことが良くわかるごつごつ した礫地となり、高山植物が現れる。 岩の隙間にはイワヒゲ、ミヤマダイコン ソウ、そして今が盛りとミヤマシオガマが たくさん咲いている。 |
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イワヒゲ | ||
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ミヤマダイコンソウ | ミヤマシオガマ |
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