朝起きて、あーちゃんの膝の具合が思わし くないので、単独で花を見に行くことになっ た。 地蔵尾根から横岳に行って引き返し、赤岳 から文三郎尾根を下りてくることにした。 地蔵の頭までは45分で着いてしまった。 普通のペースで歩いているだけだったが、 休憩を取らない分、速いのかな。 さっそくコメバツガザクラが現れた。 |
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コメバツガザクラ | ||
地蔵の頭では少し風が吹いていた。 天気は曇りであるが視界は割合よく、富士 山も南アルプスの甲斐駒や仙丈なども見えた が、北アルプスは見えなかった。 初夏の早い時期に咲くウラシマツツジやイ ワウメも咲いていた。 |
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ウラシマツツジ | ||
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ちょうど咲き始めたばかりのチョウノスケ ソウとハクサンイチゲが見られた。 チョウノスケソウは横岳までの間のあちこ ちで特徴である小判型の葉が見られたが、そ こに見られたのは多くがまだ蕾だった。 ハクサンイチゲはここでは岩場にあるため か、株全体の大きさが小さい。過酷な環境の 中で生き抜いている感じがした。 咲き始めの清楚な花が見られた。 |
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イワウメ | ||
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チョウノスケソウ | ハクサンイチゲ | |
○○ナズナと呼ばれているアブラナ科の高 山植物もいくつか見られた。 アブラナ科の花は花弁が4枚でそれが十字 架のように配置されており、ナンブイヌナズ ナを除いてみんな白色である。花を見ただけ では名前を確定できない。 キタダケナズナ。根生葉がロゼット状で葉 に毛が生えている。南アルプスの北岳に見ら れるがここ八ヶ岳にもある。 クモイナズナ。葉が長い楕円形で鋸歯があ り、切れ込みは結構深い。 ミヤマタネツケバナ。葉が小さな楕円形。 この花はもう種をつけている株もあり、種は ハタザオの種の形をしているのですぐわかる。 ナズナは種はぺんぺん草の種の形であるが、 今の時期にまだ種はできていなかった。 |
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キタダケナズナ | ||
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クモマナズナ | ミヤマタネツケバナ | |
イワヒゲとキバナシャクナゲも見られた。 イワヒゲは一か所だけしか確認できなかっ た。 キバナシャクナゲはあちこちで見られたが、 これも咲き始めという状態だった。 |
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イワヒゲ | ||
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オヤマノエンドウの紫色、ミヤマキンバイ の黄色はこの時期の花々が白色が多い中で彩 りを添えてくれる。 オヤマノエンドウはかなりの分布で見られ、 また見ごろだった。 ミヤマキンバイはまだほんの咲き始めだっ た。 ウルップソウもあったが、薄紫の花が見ら れるにはもう少し時間が必要だった。 |
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キバナシャクナゲ | ||
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オヤマノエンドウ | ウルップソウ | |
日ノ岳付近からツクモグサが見られだした。 横岳(八ヶ岳)はツクモグサが最も手軽に みられる山である。また、数もかなり多く咲 いている山でもある。 全体では終盤の状態だった。 閉じている状態のほうがこの花らしいとい う人もいるが、六枚の花弁がきれいに開いて いる状態のほうが好きだ。 |
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ツクモグサ | ||
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ツクモグサ | ツクモグサ | |
ピークハンターではないので、花だけ見れば目的を達成するが、折角来たのだから引き返して 赤岳に向かった。 地蔵の頭から赤岳までの道には、キバナシャクナゲとミヤマタネツケバナはいくつか見られたが、 ほかにはオヤマノエンドウが一株だけだった。 |
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テン場に戻って少し早い昼食を食べ、南沢 をおりて美濃戸に向かった。 美濃戸近くのホテイラン自生地で久しぶり にホテイランを堪能して帰ってきた。 |
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ホテイラン |
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