<1日目> | ||
新穂高温泉ロープウェイの右側を通って林 道を歩き始める。蒲田川は堰堤工事がかなり の規模で行われている。 無料駐車場からの林の中にも、右股林道に もオオウバユリがたくさんあって実をつけて いた。これが冬になると枯れて種がはじけた 茎がちょっとした部屋の飾り物になる。 今回もKさんは槍平小屋で小屋泊まり、た つさんはテント泊。1時間ほどで穂高平小屋 に到着。空は晴れているが雨がパラパラっと きたけどすぐ止んだ。今日は小屋に着くまで 降らないでくれと祈る。 気温は23℃くらいなので暑さはないもの の緩やかな林道にもかかわらずかなりの汗を かく。 |
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オオウバユリ | ||
穂高平小屋から約1時間で白出沢出合に着 いた。ここまでは車も通れる幅の広い林道だ った。 出発からこの間で見られた花は、いずれも 夏の終わりの花でまだ残っていたというもの がほとんどだ。 サラシナショウマはたくさん見られた。ミ ヤマアキノキリンソウは翌日の飛騨沢でもた くさんあった。ゴマナは夏の終わりに咲く花 だ。キツリフネもピンクのツリフネソウと一 緒に見られた。コウモリソウもいたるところ にあった |
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サラシナショウマ | ||
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ミヤマアキノキリンソウ | ゴマナ | |
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白出沢を対岸にわたるとそこから登山道に なる。始めは緩やかな歩きやすい道になって いる。 ゴゼンタチバナやタケシマランの赤い実が 目に付くようになり、サンカヨウの青い実も 見られた。 途中でヒカリゴケが見られた。久しぶりに 見るヒカリゴケだった。 センジュガンピがいくつか咲いていた。 |
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キツリフネ | ||
滝谷に着くまでの間にKさんの足にけいれ んが起こった。ふくらはぎだそうだ。それで もしばらくして回復したようでこれも日ごろ のトレーニングの成果か? この間で一か所だけダイモンジソウが見ら れた。 滝谷から小屋までは結構長く感じた。荷が 重かったせいもあるが、早朝から起きて6時 間運転してきていることも影響しているよう だ。 小屋に着いてテントを張ったら雨がざぁー っと降り出した。間一髪間に合った。 |
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ダイモンジソウ | ||
<2日目> | ||
前日の夕食は二人でBBQをやることにし ていたが、雨のため外ではできない。一番恐 れていたことだ。小屋で聞いたら中でやって いいとのこと。さらにたつさんは塩コショー の小瓶を家に忘れてきた。これも小屋で貸し ていただいた。今回はラッキーが続いている。 雨は1時間ほどでやみ、20時ころ外に出 てみたら満天の星だった。 翌朝、小屋の食事は5時半からというので、 Kさんには弁当にしてもらって5時には歩き 始めることにしていた。 快晴無風だ。30分ほどして西穂高岳に朝 日が当たってきた。 |
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西穂高岳の朝焼け | ||
最終水場を過ぎると道の傾斜は少し強くな り、この斜度がほぼ同じように飛騨乗越まで 続く。 キオンが見られ、オオヒョウタンボクの赤 い実が見られた。このあたりにオオヒョウタ ンボクがたくさんあり、いずれも赤い実をつ けててきれいだった。 今日はKさんには、「40分に一本休みを 取るのでその間はゆっくりでいいから足を動 かして。」と言っていた。 |
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キオン | ||
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最終水場以降は、40分で標高差約200 mを登るといういいペースが続いた。 道が北の方向から東の方向に向きを変える ころ、振り返ると焼岳と遠くに乗鞍が見えた。 |
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オオヒョウタンボクの実 | ||
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焼岳と乗鞍岳 | ||
左手中崎尾根の向こうに笠ヶ岳が見えてきた。すぐに少し雲が出始めた。 その後、標高が上がるにつれて鏡平小屋から双六岳も見えだした。雲が切れたらパノラマで写そう と歩きながら左手後方を見ていたが、雲は多くなるばかりで笠が岳が完全に隠れてしまった。 黒部五郎岳や鷲羽岳も雲の隙間から見ることはできたが、写真には撮れなかった。 |
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笠ヶ岳 |
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