今日はここの飛騨沢を往復するコースを選 択したので、帰りにでも見られるかなと思っ たが、帰りはガスがかかって時々中崎尾根が 見えるだけだった。 Kさんには朝食を弁当に替えてもらって5 時前から歩き始めたが、これが大正解で、1 時間出発が遅くなったらこの景色は見られな かった。 千丈乗越出合にはコースタイムと同じに着 いた。オヤマリンドウやトリカブト、ウメバ チソウが見られた。ほかにはミヤマアキノキ リンソウやミヤマセンキュウと思われるセリ 科の花も見られた。 |
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オヤマリンドウ | ||
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トリカブト | ウメバチソウ | |
この時間の飛騨沢は槍から穂高までの尾根の陰になっているのでまだ陽は射してきていない。 上空は快晴だ。中崎尾根から槍を目指す人たち、あるいは双六から槍を目指す人たちなのか、 稜線を何人もの人が歩いていてそこからの声が聞こえる。 |
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千丈乗越から続く尾根 | ||
ようやく太陽が正面から顔を出し始める。 チングルマの綿毛が光に当たってきれいだ。 飛騨沢ではほかに見られた花は、ウサギギ ク、イワツメクサ、終わりかけのトウヤクリ ンドウ、センジョウアザミと思われるアザミ、 帰りに花が開いてたミヤマリンドウなどだっ た。 |
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チングルマの綿毛 | ||
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ウサギギク | イワツメクサ | |
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トウヤクリンドウ | センジョウアザミ | |
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大喰岳が大きくなり、飛騨乗越に着いた。 ここで初めて大槍が姿を現した。Kさんが 歓声をあげた。 残念ながら東側は雲に覆われており北アル プスの眺望は見られない。槍の頭付近だけが 晴れていた。 |
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ミヤマリンドウ | ||
![]() 大喰岳 |
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飛騨乗越からの槍 | ||
槍ヶ岳山荘に到着。Kさんが「ここまで来れるとは思わなかった! 夢がかなった感じ! ここでも十分満足!」と言っていた。 さすがに槍ヶ岳。槍沢方面からもたくさんの登山者が登ってくる。ヘリが来て何回も荷揚げ していた。 |
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大槍と荷揚げのヘリ | ||
しばらく休んでから山頂へのアタックを開 始する。今日は人も多くないので渋滞はして いない。 ここに来た時、50年前に登った様子がよ みがえってきて、梯子の位置もよく覚えてい る。それだけ槍ヶ岳はたつさんにとって印象 の強い山なんだろう。山頂からはガスでまっ たくなにも見えなかった。 大槍の岩場にシコタンソウが咲いていた。 山荘周辺も小さいながらお花畑になってい て、トウヤクリンドウ、イワギキョウ、チシ マギキョウ、ウサギギクなどが見られた。 |
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大槍の最後の登り | ||
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シコタンソウ | チシマギキョウ | |
<3日目> | ||
朝6時前に槍平小屋を出て下山を開始した。すぐに西穂とジャンダルムが木の間越しに見えた。 |
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西穂とジャンダルム | ||
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槍平小屋に2泊して飛騨沢コースを通って槍ヶ岳に登ってきた。 天候が安定しない今年、初日に小屋に着いた後にいっとき雨に降られたものの、それ以外は 晴天に恵まれた3日間だった。槍からの360度の景色は残念ながら見えなかったが、満足の いく山旅だった。 新穂高温泉 10:38 白出沢出合 12:55 滝谷 14:45 槍平小屋 16:05 小屋 4:56 最終水場 5:58 千丈乗越出合 7:17 飛騨乗越 9:10 槍ヶ岳山荘 9:30 槍ヶ岳山頂 10:40 山荘発 12:16 千丈乗越出合 13:30 最終水場 14:14 小屋 15:10 小屋 5:53 滝谷 6:35 白出沢出合 8:08 新穂高温泉 10:00 |
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