≪1日目≫ | ||
新穂高には6時15分頃に着いた。 食事をして登山計画を出し、出発する。 ポツポツと雨が降っているがたいしたこと はない。今日の行程を考えるといつまで曇っ ていてくれるかだ。 ここのルートは7年前に歩いているので、 まだ記憶がはっきりしている。 わさび平小屋まで1時間ちょっとの間に、 オオウバユリの残り花、タチギボウシ、ソバ ナが見られた。 |
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オオウバユリ | ||
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途中、期待を裏切って青空が出てきた。笠 新道のそばに水場があり、ここで補給したが プラティパスには補給しなかった。 小池新道を歩く。ここの道は登山者にとっ て本当にありがたい道だ。石の置き場が、小 刻みに足が置けるようになっているからで、 特に下りでは、足を置きたい位置に石が既に 置かれているという具合だ。 新道を登り始めて気温も上がり、汗が噴き 出す。秩父沢で水の補給を余儀なくされた。 焼岳が後方に見え、ニッコウキスゲやハク サンフウロなどが見られるようになった。 |
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ソバナ | ||
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焼 岳 | ニッコウキスゲ | |
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イタドリが原やシシウドが原を通るころに はさらに相当な汗。ただ、ミヤマシシウドの 咲いているのは少なく、ハクサンフウロのほ かに花が見られない。 たまに少しの水平道があるほかは、急登で はないが、適度な傾斜の登りが続く。 ミヤマシシウドや大きな株のクルマユリが 見られ、「鏡平へあと5分」の記述が見られ た。 |
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ハクサンフウロ | ||
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ミヤマシシウド | クルマユリ | |
鏡池のベンチには多くの人がいて、池越し の槍ヶ岳を写していた。 相変わらずここの景色は絶景の一つである が、先日テレビで山岳写真家の西田省三さん が、ここからドローンを飛ばして写した映像 を見ることができた。今はドローン全盛で、 自分の目では見られない絶景が見られるのが ありがたい。 |
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鏡池越しの槍ヶ岳 | ||
たつさんはおなかがすいたのとウェアが汗 びっしょりで気持ち悪いので、鏡池の景色は そうそうにしてすぐ先の鏡平小屋に向かった。 ここのトイレを借りて、上衣だけを着替え、 ベンチでゆっくりと休憩しながら昼食とした。 この小屋の名物はかき氷で多くの人が注文 していた。たつさんは帰りにここでコーヒー フロートを頼んだが、これが絶品だった。 休憩後、弓折乗越を目指す。ハクサンフウ ロやタカネスイバ、ヨツバシオガマ、トリカ ブト、コバイケイソウ、カイタカラコウ、ミ ヤマリンドウが見られた。 |
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トリカブト | ||
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弓折乗越に着くとベンチのすぐ近くでライ チョウの親子が餌をついばんでいた。しばら く見ていたが、どうやら雛は1羽だけだった。 ここから1時間ちょっとで双六小屋に着く。 途中にお花畑があるはずだが、なんとこの 時期で雪が全く見られない。砂地が露出した 光景に驚いた。ただ周囲には、イワオウギ、 シモツケソウ、ミヤマキンポウゲ、ハクサン イチゲ、コバイケイソウ、ダイモンジソウ、 シナノオトギリ、ハクサンフウロ、ヨツバシ オガマ、ウサギギク、イワギキョウなど多く の花が見られた。 |
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カイタカラコウ | ||
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イワオウギ | シモツケソウ | |
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ミヤマキンポウゲ、ハクサンイチゲ、コバイケイソウ | ダイモンジソウ | |
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ウサギギク | イワギキョウ | |
小屋と正面に鷲羽岳が見えてきた。 このあと空が暗くなってにわか雨に見舞わ れたが、レインウエアは着たものの、15分 ほどで上がって、晴れ間も少し見えてきた。 小屋に着いて、夕食後に、きれいな虹が2 筋見られた。 |
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鷲羽岳と双六小屋 |
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