谷川岳


                           2018年7月2日


    会社時代の同僚だったAさんから谷川岳に連れて行ってほしいと頼まれていた。お互い
  の日程を調整した結果、2日に行くことにした。
   この話があって以来、6月、7月の谷川岳を調べてみるとかなり花が見られるというこ
  とがわかり、6月に登ってみた。これまでたつさんとあーちゃんは谷川岳に何回か登って
  いたが、いずれも紅葉のシーズンだった。

  Aさんは登山が久しぶりということで、6月に登ったときにAさんと歩く際にはどのルートをとったら
 良いか考えながら歩いていた。マチガ沢を見たいと要望があったので、巖剛新道から登って天神平に降り
 るかその逆のルートにするか? 下りが長いと足にくるが巖剛新道を登るのは久しぶりの登山ではきつい
 かもしれないので車の中で相談して決めることにして出発した。

     「山の天気」ではこの日谷川岳は曇りだっ
  た。水上の天気は晴れで気温が相当高いこと
  が予想される。

   関越から見ると双耳峰がくっきりと見え、
  雲も全くかかっていない。そこで天神平から
  登ることにし、巖剛新道を降りるかそのまま
  西黒尾根を降りるかはその時の状況で決める
  ことにした。

   ロープウェイを降りるとスキー場にはニッ
  コウキスゲがちらほら咲いていた。

   キバナノニガナとシロバナニガナも混在し
  て咲いていた。
    双耳峰の山頂
       風はほとんどないが、気温は28℃となっ
    ていて相当暑い。

     コバイケイソウが見事に咲いていたが、山
    頂付近にも見られるのでそのまま歩く。

     熊穴沢避難小屋に着いたときは二人とも汗
    びっしょり。

     6月に歩いた時には天神尾根の道の両側に
    イワカガミが咲き誇っていたが、もうすっか
    り花は終わっていた。

     ベニサラサドウダンはところどころ残って
    おり、マルバシモツケが見られた。
   ニガナ  
 
   ベニサラサドウダン マルバシモツケ
     月曜日ではあるが、ここを登っている登山
  者は結構いるし、もう降りてきている人も数
  組見られた。

   熊穴沢避難小屋からは日影もほとんどない
  ので、30分ごとに休憩を取り水分補給をし
  っかりすることにした。

   ハクサンシャクナゲが見られた。万太郎山
  から仙ノ倉へ続く尾根を見てAさんが、「き
  れいな尾根ですね。ああいうところを歩いて
  みたいな。」
    ハクサンシャクナゲ
     6月上旬にまだ雪田が残っていたところは、
  もうすっかり雪は消えていた。

   そこにはハクサンチドリが点在して見られ
  たが遠くて写真には撮れない。

   少し登って肩の小屋に着いた。

   ここのベンチで少し休んで、荷物を置いて
  山頂を往復してからここで昼食にしようかと
  聞いたら、持って山頂まで行きましょうとの
  ことで、そのまままずはオキノ耳へ行くこと
  にした。
    ミヤマキンポウゲ
     ヨツバシオガマがちょうど咲き始め。きれ
  いな株がたくさんある。

   トマノ耳近くにはコバイケイソウのちょう
  ど満開の株がいくつもあり、ハクサンボウフ
  ウも見られた。コバイケイソウは久しぶりに
  見た花だ。

   トマノ耳を素通りするとベニサラサドウダ
  ンやウラジロヨウラクのちょうど見ごろの木
  があり、タカネナナカマドも咲き始めていた。
  ヨツバシオガマ
 
  コバイケイソウ ハクサンボウフウ
  

 
     さらにカラマツソウとオノエランがあった。

     オノエランは帰りがけにトマノ耳近くでも
    3株咲いているのに出会った。

     ミヤマダイコンソウもところどころで見ら
    れ、もう終わりかけだったゴゼンタチバナも
    あった。

  ウラジロヨウラク
 
  カラマツソウ オノエラン

                                                                      ≪続く≫

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