始めのうちは、緩やかな林道を登る。 すぐに山頂まで5キロの標識が現われ る。手始めにしては手ごろな距離ではあ るが、今日は途中から通称アンギラス方 面にも行くことにしているので、通常よ り少し早いペースで歩く。 ミヤマスミレやヒロハヒメイチゲ、ミ ツバオウレン、コミヤマカタバミが現わ れる。多くが、いま見頃、咲き頃のもの だ。 |
![]() |
|
ヒロハヒメイチゲ | ||
![]() |
ツバメオモトやサンカヨウも現われて きた。 初夏の林床の花には白い色のものが多 い。 少しずつ道も狭くなり、尾根をトラバ ースするように上っていく。 |
|
ミツバオウレン | ||
![]() |
![]() |
|
ツバメオモト | サンカヨウ | |
1370m付近で尾根に乗った。この少し手前あたりから残雪がところどころ現われる。 右手の樹林越しに大雪連峰が垣間見えてくる。 見晴台到着。快晴の青空に残雪の大雪連峰が素晴らしい。こんな天気はそうざらにはないだろ う。友人にとってはこの時期の北海道の山は初めてなので、こんな景色に遭遇できて幸先が良い。 |
||
![]() |
||
見晴台からの大雪連峰 | ||
大雪連峰に続いて、芦別やこれから行 く予定の夕張もはっきり見える。 目を小槍方向に移すと石狩連山、ニペ ソツも見え、北方向には天塩も見えた。 そしてめざすニセイカウシュッペも姿 を現す。 足元には雪が解けてすぐに咲くショウ ジョウバカマが見える。ショウジョウバ カマやミツバオウレン、ヒロハヒメイチ ゲはこのあと山頂近くまでところどころ で咲いていた。 |
![]() |
|
ショウジョウバカマ | ||
![]() |
![]() |
|
石狩山系とニペソツ | ニセイカウシュッペ山 | |
帯広の知人からの情報で、今年は残雪 が少ないと聞いていた。 6月のこの時期のニセイカウシュッペ の記録をネットで見たものと比べても、 ずっと少ないのが分かる。 大槍とのコルまでで、3回ほど雪の斜 面をトラバースしたが、それもせいぜい 15〜20メートルくらいの幅で、下の 雪の量もそれほど多くはなかった。 コヨウラクツツジがところどころで顔 を出し、ジンヨウキスミレが数は多くな いが見え出した。キバナシャクナゲも見 え出した。 |
![]() |
|
ジンヨウキスミレ | ||
![]() |
このあたりから、花の種類が俄然多 くなってくる。 天気は抜群。こんな景色を二人締め して申し訳ないような気持ちで花を撮 りながら歩く。 エゾノハクサンイチゲ、エゾノツガ ザクラ、エゾコザクラが出てくる。 ミネズオウやミヤマキンバイも現わ れ、まだふっくら丸くはなっていない がアオノツガザクラも見られた。 |
|
キバナシャクナゲ | ||
![]() |
![]() |
|
エゾノハクサンイチゲ | エゾノツガザクラ | |
![]() |
![]() |
|
エゾコザクラ | ミネズオウ |
トップに戻る | 次のページへ | 山の花の道に戻る |
---|