道が北に向かい、山頂手前のコルに近
   づくとジムカデやミヤマタネツケバナ、
   コメバツガザクラなどが新たに見られた。
   
    キバナシャクナゲはずーっと咲いてい
   るし、エゾノハクサンイチゲもところど
   ころで咲き、またミヤマキンバイも同様
   だった。
 
    ジムカデ 
 
   ミヤマタネツケバナ ミヤマキンバイ 
      コルに着くと東側が視界に入る。

    比麻奈山へ続く吊尾根があり、そこに
   通称アンギラスと言われるピークが屹立
   として見えた。

    足元に目をやれば、チングルマやイワ
   ウメのカーペットが広がっている。
  通称アンギラス
 
  チングルマ イワウメ 
 
    今日はアンギラス方面を少し歩いてみ
   ることにした。明日はニペソツなので明
   日のことを考えると、ニセイカウシュッ
   ペの登山口には14時半には遅くとも降
   りたい。

    となると往復で1時間40分から45
   分ほどを歩き、アンギラスに到達すれば
   それで良いし、できなくても何ら残念な
   こともない。
    何しろボクはピークハンターではない
   ので・・・。


    それにしても大槍、小槍、さらに遠く
   に大雪連峰が俯瞰できる。素晴らしい景
   観だ!
     
    大槍、小槍と大雪連峰  
 
    アンギラス方面も雪は少ない。雪渓を通ったのは2回でほんの20mくらい。あとは踏み跡程度
   の夏道がわかる。やや急な笹かぶりの多い踏み跡を下って2回目の雪渓を歩くとコル。

    ここからハイマツをかき分け、岩を登ること数度。

    途中にはジンヨウキスミレやエゾコザクラ、ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ、チシマアマナな
   どがところどころで見られた。

      1810m付近でほぼ時間となったの
   で引き返し、コルに向かう。アンギラス
   まではあとちょっとだったけど。

    ここからやはりキバナシャクナゲがよ
   く咲いている道を7分ほど歩いて、標識
   のある山頂に着いた。

    ここでほぼ360度の景観を楽しみな
   がら昼食。着いてから10分ほどで一組
   のご夫婦が到着。西側の最も高い地点へ
   すぐ移動して降りて行った。

    人に会ったのはこの二人だけだった。
  チシマアマナ   
      下りは、約2時間とみて、12:15に降りはじめる。

    この時間でも空は快晴。しかもほとん無風。正面に大雪連峰を見ながら下る気分は最高!

    振り返ってニセカウを撮った。
 
  ニセイカウシュッペを振り返る
        
    なお、ツクモグサも見たので載せてお
   くことにしました。
    ツクモグサ
 
    快晴、微風のニセカウを満喫できた。

    特に大雪連峰をはじめとして、石狩からニペソツ、芦別、夕張、北には天塩と全て見渡せたこと
   はとても運がよかったし、初夏の旬の花に出会えた。
    


  
登山口6:00 見晴台7:42  頂上下のコル9:20  アンギラス方面  頂上下のコル11:15

  ニセカウ山頂11:25

  山頂発12:15  見晴台13:00  登山口14:12



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