昼過ぎに家を出た時はまだ雨だったが、関 越自動車道で埼玉に入ったころから曇りにな り、群馬県では青空も覗いた。 ところが三国トンネルを越えたとたん、雨 となった。予報では雨が上がっているはずだ ったのでがっかり。和田小屋に着いた時も少 し降っていたが、そのうち止んで青空となり 太陽も現れた。 24日、全体に曇りだが少し青空も見え、 風も弱い。気温はやや低めである。天気予報 では曇りで夕方から雨となっているが、何と か下山まで天気は持ちそうな気がして歩き出 す。 |
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ニッコウキスゲ | ||
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小屋の前にはニッコウキスゲが咲きだして おり、カラマツソウも咲いていた。 スキー場を歩くとアカモノとマイヅルソウ の群落が見られた。このアカモノもマイヅル ソウも山頂近くまでところどころにたくさん 見られた。 |
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アカモノ | ||
すぐに林の中の道になる。 ほどなくモミジカラマツの群落があった。 まだ咲き始めの株が多かったが、山頂付近 のお花畑ではきれいに咲いていた。 終わりかけのユキザサもたくさん見られ、 エンレイソウもかなりあったがこれはもう花 は見られず、実ができ始めていた。 クルマバソウが一輪見られた。 |
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モミジカラマツ | ||
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ところどころで木道が出てくる。あーちゃ んが「昨日まで雨が降っていたので、木道が こんなに乾いているとは思わなかったわ。」 と言っていた。実際登山道ももっとぬかるみ があると想像していたのでありがたい。 ゴゼンタチバナやイワカガミも出てくる。 これらもアカモノやマイヅルソウ同様、山 頂付近までずっと見られた。 1時間ちょっとで下の芝に到着。立派なベ ンチがある。この辺りにはウラジロヨウラク やサラサドウダンが咲いており、これらも山 頂付近でもたくさん見られた。 |
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クルマバソウ | ||
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ウラジロヨウラク | サラサドウダン | |
ウラジロヨウラクやサラサドウダンのほか の木々の花々もいくつか見られた。 ヤマアジサイやオガラバナなどである。オ ガラバナは別名ホザキカエデともよばれ、秋 になると黄色からオレンジの黄葉が見事な木 だ。 また山頂付近ではコヨウラクツツジの花も 見られた。 |
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オガラバナ | ||
下の芝周辺では、ツマトリソウもたくさん 咲いている。 ここから中の芝と中の芝から上の芝までは 結構不ぞろいの大きな岩の道だ。あーちゃん が歩きにくいとこぼしていた。 下の芝付近から陽が射し始めた。雲間から の日差しなので柔らかい。 当初、この時期の苗場山は霧が出て山頂部 はなかなか見えないのではと思っていたが、 今日ははっきりと見えそうな気がする。 |
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ツマトリソウ | ||
下の芝から上の芝の間には、このような木 道がいくつもあり、それぞれ敷設年が記され ていた。とても良く整備された道となってい る。 イワカガミがほんとにたくさん咲いている。 途中の岩だらけの道を除くと、イワカガミ、 ゴゼンタチバナ、マイヅルソウ、アカモノが 延々と咲いている。 中の芝ではタテヤマリンドウが見られた。 また咲き始めのイワイチョウやワタスゲも現 れ、ミツバオウレンも道脇に見られた。 |
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木の階段道 | ||
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イワカガミ | ミツバオウレン | |
上の芝を過ぎて小松原分岐付近になって、 視界が開けてきた。全体は雲に覆われている が高い雲のため周囲の山々が見える。 眼下にカッサ湖が見えてきた。ここは苗場 とみつまたの間のリフトが紅葉時に運転され、 素晴らしい紅葉が見られると聞いたことがあ る。そして歩くことわずかで神楽ヶ峰に着い た。 ここの西側を少し登ると苗場山の全容が見 られた。曇り空の中でくっきりと見えた。写 真は神楽ヶ峰から少し下った鞍部付近で撮っ たものである。 |
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カッサ湖を遠望する | ||
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苗場山 |
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