駐車場の周辺には赤のヤマツツジがたくさ ん咲いていた。 まずは近くにあるベニバナイチヤクソウを 見に行くことにした。歩いてほんの少しのと ころにある。 ちょうど見ごろだった。この花は下から咲 き始めるので、上の方はまだ蕾の株がほとん どだった。 道路を挟んで両側にたくさん咲いているが、 この花を好む虫もたくさんいて、何枚か撮っ てすぐに引き上げた。 |
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ベニバナイチヤクソウ | ||
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周回コースは千曲川源流部の西沢コースか ら入ることにした。山頂まではずっと樹林帯 のはずなので、眺望は全く効かない。 日差しが最初はあったが、そのうち雲が出 てきて、時々陽が射す程度になった。 シロバナヘビイチゴがそれこそたくさん咲 いており、場所によっては絨毯のようだった。 ハルリンドウの残り花が一株あった。 |
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ベニバナイチヤクソウのアップ | ||
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シロバナヘビイチゴ | ハルリンドウ | |
ツマトリソウが現れた。ナメ滝あたりまで にところどころで見られた。これもちょうど 見ごろだった。 コンロンソウも一か所だけ咲いているとこ ろがあり、ハシリドコロも見られたが花はも う終わっていた。 |
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ツマトリソウ | ||
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道は緩い登りでとても歩きやすい。ここは 千曲川源流遊歩道と言われているようで、ま さにその名前がぴったりくるような道だ。 翌日のコースも含めて、このコースには階 段の道が全くないので嬉しい。 標高1700mあたりからダケカンバの木 が出てくる。山の斜面一杯に生えており、そ の木々の葉が新緑できれいだ。幹の太いダケ カンバもたくさん見られた。 対岸が見える箇所で、ダケカンバと思われ る木々の新緑の斜面が見られた。 |
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コンロンソウ | ||
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コミヤマカタバミもたくさん見られる。 日差しが届かないようなところに咲いてい る株が多いため、3分の2くらいは花が完全 に開いていない。 翌日の帰り道では、薄紫の線の濃いきれい な個体も見られた。 |
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ダケカンバの新緑 | ||
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コミヤマカタバミ | コミヤマカタバミ | |
キバナノコマノツメもたくさん咲いている。 ここのキバナノコマノツメは一つ一つの株 が小さい。 この夜、小屋でビデオの放映があって見た が、その中でタカネスミレが紹介されていた。 タカネスミレが甲武信ヶ岳にもあるらしい。 ただ、タカネスミレはコマクサ同様礫地を主 な住みかとするのでそういう場所がこの山に はないような気がする。キバナノコマノツメ とタカネスミレはとてもよく似ているので、 間違いでないとよいのだが・・・・。 ミヤマスミレやズダヤクシュなどもあった。 |
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キバナノコマノツメ | ||
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道のところどころに、ミツバツツジのピ ンクの花がらが落ちているが、花をつけた 木はもうなかった。 ナメ滝に到着。 千曲川の源流で唯一の滝だそうだ。 平滑な岩の上をなめるように水が落ちて いる。 この上部にはカラマツの林があり、新緑 のカラマツの葉がきれいだった。 |
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ズダヤクシュ | ||
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ナメ滝 | カラマツの新緑 | |
ナメ滝から左岸の道は徐々に高度を上げて いき、水量も少しづつ少なくなる。右岸にわ たると川幅も小さくなって、「千曲川信濃川 水源地標」という大きな標識があった。 ここが水源だ。あたりで3,4パーティー が休憩していた。 少し降りると源流部があり、水が湧き出て いた。あーちゃんが、「この水、すっごく美 味しいね!」 今日は素泊まりなので、ここで美味しい水 を2リットルほど汲んでおいた。 |
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千曲川の一滴 | ||
ここから今日一番の急登が20分ほどあって、稜線へ出た。稜線と言っても森林限界の下なので 眺望はない。尾根を少し歩いて南側に開けたところがあって、甲武信ヶ岳山頂部が見えた。 |
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甲武信ヶ岳山頂部 |
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