<1日目> | ||
この日、標高が1500mという広河原で はあるが、ちょうど時間的に最高気温のでる ときであり、とにかく蒸し暑い。 夕方までに御池に着けばよいので気が楽。 早速きれいなソバナがたくさん現れた。 この道沿いでは、もうキツリフネもちらほ ら咲いており、コウシンヤマハッカも咲き始 めている。やはり例年より早い。 ジャコウソウが見られた。 |
![]() |
|
ソバナ | ||
![]() |
いつもの岩場に咲いているキリンソウは終 わりに近かったし、コキンレイカやコアジサ イは終わっていた。 ピンクのシモツケソウは咲き始めがあり、 レイジンソウの咲き始めもあった。 タマガワホトトギスときれいなセンジュガ ンピが見られた。 御池に着いた時には汗びっしょりで、冷た い水にタオルをつけて、体を拭った。 ビールがことのほか美味かった。 |
|
ジャコウソウ | ||
![]() |
![]() |
|
タマガワホトトギス | センジュガンピ | |
<2日目> | ||
昨夕の小屋の情報では、今日は「雨のち昼 過ぎから晴れ」であった。ただ月は出ていた し、池山吊尾根にかかる雲も薄く尾根がはっ きり見える時が長かったので、晴れるのでは ないかと考えていた。 結構ぐっすり眠って3:50に人の物音で 目が覚めた。快晴だ! 5時前に食料と水を持ってテントを出発。 大樺沢を八本場のコルに向かう。 この辺りは例年ならミヤマハナシノブとタ カネグンナイフウロ、イワオウギなどの大き な花園であるが、今年は花がとても少ない。 |
![]() |
|
ミヤマハナシノブ | ||
![]() |
そのうち、シロウマオウギやミヤママンネ ングサ、チシマギキョウが見られるようにな った。タカネナデシコも現れた。 大樺沢の雪渓は例年よりも少なく、二股付 近は右岸沿いに一部が、上二股付近から上に 残っているだけだった。 たつさんから先行者2人が登っているのが 見えるが後続は見当たらない。 ミヤマキンポウゲやいつもこの辺りに咲い ているモミジカラマツが見られ、マルバギシ ギシ(ジンヨウスイバ)を初めて見つけた。 |
|
イワオウギ | ||
![]() |
![]() |
|
チシマギキョウ | ミヤマキンポウゲ | |
八本場のコルへの梯子がたくさんあると ころで先行者に追いついた。 八本場のコルにでると雲が湧き上がって いて、間ノ岳の頂上を覆ってきていたが、 しばらくするとその雲も取れ、ほぼ快晴に なった。 シロバナタカネビランジが咲いていた。 ここの岩場ではこれがお目当てである。 いつもならクロユリが咲いている草地に 行ってみたが、もう跡形もなく、またミヤ マオダマキも全く見られなかった。 |
![]() |
|
シロバナタカネビランジ | ||
トラバース道を歩く。 ここはいつものことながら、数メートル 歩いては立ち止まって道の上下、左右見え る範囲の花を眺めてしまう。写真に収め、 そしてまた数メートルの繰り返し。 キンロバイの鮮やかな黄色、シロウマオ ウギ、タカネイブキボウフウが咲き、もう トウヤクリンドウも咲いていた。この花は 北岳肩の小屋から下の小太郎分岐まででも たくさん見られた。 ミヤマムラサキがまだ残って咲いており、 ミヤマミミナグサのきれいな花があった。 さらにタカネコウリンカ、タカネシュロ ソウ、タカネツメクサが見られる。 |
![]() |
|
トウヤクリンドウ | ||
![]() |
![]() |
|
ミヤマムラサキ | ミヤマミミナグサ | |
![]() |
![]() |
|
タカネコウリンカ | タカネシュロソウ | |
この時間、トラバース道の入り口近くで 6人のグループにあった以外は一人だけし すれ違わなかったので、何か独り占めして いる気分だ。 背の低いキタダケトリカブトやハクサン フウロ、タカネナデシコ、イブキトラノオ、 ムカゴトラノオ、タカネツメクサなども咲 き誇っている。 ここで見られるのではと期待していたホ ソバツメクサを探したが見つからなかった。 |
![]() |
|
ハクサンフウロ | ||
![]() |
![]() |
|
キタダケトリカブト | タカネナデシコ | |
さらにミネウスユキソウ、ハゴロモグサ などが現れ、タカネグンナイフウロがここ でも見られた。 タカネシオガマも見られた。 |
![]() |
|
ミネウスユキソウ | ||
![]() |
![]() |
|
ハゴロモグサ | タカネグンナイフウロ |
トップに戻る | 次のページへ | 山の花の道に戻る |
---|