≪1日目≫ | ||
柏原新道近くの駐車スペースは満杯だった が、その上の無料駐車場はガラガラだった。 3年前はここにやっと1台のスペースを見 つけて停めた記憶がある。 10日ほど前に常念から燕岳を歩いたとき は下界は猛暑で、山の上も相当暑かった。今 回も似たようなものと覚悟して歩き始めたが、 やや風もあって前回よりはましだ。 柏原新道はとても整備された道で歩きやす いし、よくメンテナンスがされていて登山者 にとっては大変ありがたい。 コキンレイカとオオバギボウシが見られた。 |
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標 識 | ||
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入り口から標高差450mほどが等高線が 混んでいるが、ジグが切られていて石や階段 を使ってほぼ同じ傾斜に道が作られている。 あーちゃんも「ほんとにここの道は頭が下 がるね。」 ホツツジが見られた。われわれにとっては 初めて見る花だ。この先や翌日もミヤマホツ ツジはたくさん見られたがホツツジはここだ けだった。 またツルアリドオシがたくさん見られた。 夕張岳や羅臼岳では見たが、本州の山で見た のは初めてのような気がする。 |
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コキンレイカ | ||
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ホツツジ | ツルアリドオシ | |
秋にここを歩いたときには、ゴゼンタチバナ がたくさんの実をつけていた。まだ咲いている ものも見られた。 ほかにサンカヨウやマイヅルソウが実をつけ ていたが、ヒメタケシマランはもう真っ赤な実 をつけていた。 道沿いには白と黄色のニガナやヤマハハコも 出てきて、ミヤマアキノキリンソウも咲き始め ていた。 |
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ヒメタケシマランの実 | ||
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1時間20分ほどでケルンに着き、ここか らは緩やかな道が続く。 手書きの標識があり、登山者に注意を促し ている。 扇沢のターミナルがだんだん下の方になり、 針ノ木の雪渓も見えてきて、さらに進むと種 池山荘が遠くに見えてくる。 ホソバノキソチドリとミヤマチドリが見ら れた。 |
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ミヤマアキノキリンソウ | ||
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ホソバノキソチドリ | ミヤマチドリ | |
石ベンチで休み、アザミ沢を抜ける。ここ はこの道唯一の荒れた沢で、まだ下に雪渓が 残っていた。 ヤマハハコやミヤマキンポウゲ、クルマユ リ、ミヤマホツツジ、コバノイチヤクソウな どが見られた。 |
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ミヤマキンポウゲ | ||
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やや斜度のある鉄砲坂を登ると稜線が近づ き、草地が見えて種池山荘も間近に見えてく る。 ここにはミヤマリンドウやハクサンフウロ、 テガタチドリ、エゾシオガマなどがあったが、 コバイケイソウやチングルマはもう終わって いた。 山荘に着いたときにはあたりはガスがかか っており、周囲の景色は見えず、気温も低く なっていた。 |
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コバノイチヤクソウ | ||
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ミヤマリンドウ | ハクサンフウロ | |
≪2日目≫ | ||
昨日の夕方に少しガスが晴れた時間があっ て、鹿島槍が一時見えたがその後またガスに 覆われていた。 明け方、窓から外を見ると満天の星。 今日は往復してまたここに泊まるつもりな ので、アタックザックに必要なものを持って 早目に出発した。 ヘッデンをつけるほどではない。 爺ヶ岳への登りで鹿島槍が見えてきた。 |
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早朝の鹿島槍ヶ岳 | ||
雲が全くない無風快晴。 だんだん明るくなってきて、向かう方向に 八ヶ岳連峰と富士山、南アルプスの山々が遠 くに見られる。 槍ヶ岳も見えるようになってきた。槍の穂 先に陽が当たり始めた。 |
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八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスの山々 | ||
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後ろを振り返ると、手前には針ノ木岳から の尾根、遠くに立山連峰から剱岳が陽が当た ってピンクに見える。 素晴らしい眺望だ。 爺ヶ岳からの鹿島槍はまだ太陽が高くない ため、もっと先で撮ることにして山腹を巻く 道を行った。 |
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槍ヶ岳 | ||
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立山連峰と剱岳 | ||
コバノコゴメグサ、イワツメクサ、ミヤマ ホツツジ、トウヤクリンドウ、コケモモが見 られた。 この道の一か所でコマクサがたくさん咲い ているのが見られた。 さらに下ると鹿島槍のシルエットがだんだ ん良くなってきた。 |
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コバノコゴメグサ | ||
![]() コマクサ |
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鹿島槍ヶ岳 | ||
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