≪1日目≫ | ||
穂高駅近くの無料駐車場に車を置いて、タ クシーで一の沢まで行く。山に登るのに登山 口までタクシーを使うことは通常はないが、 今回は帰りが中房温泉からのバスなので、タ クシーを奮発した。 一の沢から歩き始める。ここにはトイレも ありベンチもある。 しばらくはイチヤクソウだけが咲いていた。 よく見るとコバノイチヤクソウとジンヨウ イチヤクソウがあった。 その後小沢の脇にオオバミゾホウズキが見 られ、サンカヨウのきれいな実が見られた。 |
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オオバミゾホウズキ | ||
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サンカヨウの実はもう少し経つと紫色にな るがその途中のこの色はさわやかな感じがす る。 林の中で日影にはなっているが、気温は大 分高そうだ。 イチヤクソウのほかにはサワギクが少しと クルマユリが時々現れる程度で、単調な登り が続く。 王滝ベンチを過ぎて、ミヤマバイケイソウ が少し現れ、しばらく行った左岸の草地にニ ッコウキスゲがかなり咲いているのに出会っ た。 |
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サンカヨウの実 | ||
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ミヤマバイケイソウ | ニッコウキスゲ | |
一の沢にはかなり支沢があり、小さな沢も ずいぶんあって水量が豊富だ。 右の写真のような小沢がいくつも見られる。 笠原沢出合あたりの斜面にはギボウシやニ ッコウキスゲがかなり見られ、ようやく花が 現れたようだ。 途中支沢を渡るところはあるが道は一の沢 の左岸が大部分である。 胸突き八丁に来るとそこから斜面をジグザ グに登る道となり、ここでは多くの花が見ら れた。 センジュガンピ、シナノオトギリ、ギボウ シ、シモツケソウなどがまず見られ、どれも 咲き始めできれいだ。 |
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小 沢 | ||
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センジュガンピ | ギボウシ | |
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コキンレイカがたくさん咲いている。ハク サンオミナエシともいわれるこの花がこんな に咲いているのを見るのは初めてだ。 クルマユリもそこここに見られ、ミヤマホ ツツジも咲き始めていた。 さらにオオハクサンサイコが一株だけ見ら れた。この花は夏の盛り以降に咲くので、こ んなに早く咲いているのは意外だった。 |
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シモツケソウ | ||
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コキンレイカ | クルマユリ | |
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ミヤマホツツジ | オオハクサンサイコ | |
カラマツソウや日陰でまだ残っていたゴゼ ンタチバナなどが見られ、最終水場に着いた。 ここで冷たい水でのどを潤した。 ここから稜線への登りになる。3つのベン チがあってそれぞれあと800m、500m、 300mと距離が書いてあった。 親切心からできた標識であろうが、翌日の 大天荘まででもあと〇〇mの標識があって、 その間がなんとも長く、まだこれだけしか歩 いてないのかという気持ちにさせている。 |
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ゴゼンタチバナ | ||
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稜線へでると、前方には槍から穂高までの 山並みが見えたが、雲もかかり逆光でもある ので写真は明日撮ることにした。 あーちゃんが常念を見て、「大きい山だね」 と言っていた。 常念小屋に着き、着替えてビールを飲んで 夕焼けを期待したが、この日はそれほどでも なかった。 |
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夕暮れの常念岳 |
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