≪2日目≫ | ||
昨日の夕方、夕方の常念を撮った後に、カメラのシャッター幕が開かなくなってしまった。 先月同じ状況が起こり、修理に出したばかりなのに…。で、仕方なく今日はスマホで撮る。 小屋での朝食は8時まで摂れるというので、ヘッデンをつけて登り始めた。 日が昇り、穂高から槍がうっすらピンクに染まった。間に去年登った笠ヶ岳が見えた。 |
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朝の穂高連峰と槍ヶ岳 | ||
常念の山頂がこんなに狭いとは思わなかっ た。 ただこの日も快晴で360度の大展望が見 られた。雲海の上に富士山から南アルプス、 八ヶ岳連峰、中央アルプスとすべて見ること ができた。 小屋に戻って朝食をとって出発する。いき なりの登りだが距離はさほどない。 振り返ると早朝に登った常念岳と穂高から 焼岳、乗鞍岳が見えた。 |
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常念岳 | ||
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横通岳から東天井付近まではアップダウン がある稜線で眺望は良いが、花は多くない。 オヤマソバ、チシマギキョウが時々見られ、 コマクサもところどころで見られるが、終わ りに近いものが多い。ほかにはコケモモやコ バノコゴメグサくらいだ。 快晴で風も弱く、気持ちはよいが気温は結 構高くとても2500〜600m程度の稜線 とは思えない。 水は大分用意していたがこの分では途中で 購入する感じになる。 |
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穂高連峰と焼岳、乗鞍岳 | ||
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オヤマソバ | チシマギキョウ | |
東天井岳付近から雪田性の花がところどこ ろで見られるようになった。 もう雪は残っていないが、チングルマ、ア オノツガザクラ、ハクサンイチゲなどが咲い ている小さなお花畑が点在してきた。 「ようやく花が見られたね。」とあーちゃ ん。 |
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チングルマ | ||
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アオノツガザクラ | ハクサンイチゲ | |
ほかにタカネヤハズハハコ、ミヤマキンポ ウゲ、シナノキンバイ、ハクサンボウフウ、 シナノヒメクワガタ、ミヤマダイコンソウが 見られた。 残雪が一部残っているところを抜けると名 前のついていない乗越になり、大天井と遠方 に立山の山並みが望まれた。 後ろを振り返るとここまで歩いてきた稜線 が伸びていた。 |
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タカネヤハズハハコ | ||
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シナノキンバイ | ハクサンボウフウ | |
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ミヤマダイコンソウ | 大天井と遠方の立山連峰 | |
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大天荘に着いて昼食に。北アルプスは山小 屋が多く、どこでも食事を提供してくれるの で今回はこれにあやかることにした。 まだ水は残っているがここでコーラと水の ペットボトルを購入して燕岳を目指す。 一旦150mほど下ってそこから登りが始 まる。今日通ってきた道は稜線の一本道だか らか、ポイントとなる標識がほとんどない。 イワツメクサやタカネツメクサ、コマクサ があり、割合きれいなハクサンシャクナゲも 見られた。 |
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歩いてきた稜線 | ||
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タカネツメクサ | ハクサンシャクナゲ | |
山腹を巻くような道の東側に、ところどこ ろでお花畑があり、コバイケイソウやハクサ ンフウロ、ハクサンボウフウ、ハクサンチド リ、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、ウ サギギクなどが見られた。 |
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コバイケイソウ | ||
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午後になって日差しも強く暑さが堪えるよ うになってくる。 やや急な登りがあってその上に標識らしき ものが見え、そこを越えたら燕山荘が見える だろうと思った。標識には燕山荘まで2キロ とあり、ずっと先に小屋が見えた。 ここからが結構長かった。 燕山荘に着いたときには地元の中学生の学 習登山の団体が集合写真を撮っていて、しば らくして燕岳に向かっていった。 着替えた後のビールは格別だった。 |
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ウサギギク | ||
≪3日目≫ | ||
燕山荘には中学生の団体が泊まっているということで、朝食が4:15か5:00の2回にされて いた。早めに摂ったので燕岳を往復することにし、朝焼けの槍ヶ岳が見えた。 |
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朝焼けの槍ヶ岳 | ||
山頂には小さな石の標識があった。 燕山荘や燕岳周辺にはコマクサがたくさん 咲いていた。20年以上前から保護されてい て数年前からかなり増え始めたそうだ。 |
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コマクサ | ||
燕山荘に戻り、中房温泉発9:40のバス に間に合うよう出発する。 すぐ下にテン場があり近くに小さなお花畑 があって、テガタチドリやミヤマクワガタな どが咲いていた。 今回のルートで初めて見た花だ。 途中合戦小屋では名物のスイカが食べられ るかと思ったが、着いた時間が早くありつけ なかった。 この日は大勢の人がこの合戦尾根を登って くる。団体もいくつかあった。あーちゃんが、 「ここが相当人気の山だとわかるね。」 途中ベンチがいくつもあって、一か所に4 つ5つあるところもあった。 中房温泉で予定のバスに乗り家路に着いた。 |
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テガタチドリ | ||
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3日間快晴で風も弱く尾根歩きには素晴らしい天気だった。 2日目の燕山荘には15時前に着いたが、手元の温度計は25℃を指しており暑い3日間だった。 一の沢 10:02 王滝ベンチ 11:09 胸突き八丁 13:09 最終水場 13:39 常念小屋 14:50 常念小屋 4:02 常念山頂 5:15 大天荘 10:45 燕山荘 14:45 燕山荘 5:08 燕岳山頂 5:40 合戦小屋 6:22 中房温泉 9:01 |
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