≪1日目≫ | ||
朝5時半ころにコンビニに昼食を買いに行 ったが、雲が多かった。その後太陽が出ると 五竜や白馬三山の山頂部が見えその後ろには 青空が広がっていた。 八方のゴンドラには大勢の人。切符を買う のに相当の時間がかかった。 リフトからは上空には青空があるが、白馬 三山は雲の中。八方池山荘を歩きだしたのは 8:50だった。 相当な人に数だ。階段を登り第二ケルンあ たりで雲の中にわずかに不帰の嶮が見えた。 |
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草紅葉 | ||
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黒菱平付近から草紅葉となっており、八方 ケルンあたりは十分紅葉している。 前方に八方池が見えてきたので、そのまま 唐松方面へは向かわずに降りることにした。 白馬三山方面はガスがかかって全く見えな いが、不帰の嶮はところどころ見えている。 ここまでウメバチソウやタカネマツムシソ ウ、カライトソウの残り花が見られた。 唐松方面に歩く人のおよそ5分の一が池の 周囲を回っているようだ。 |
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ナナカマドと不帰の嶮 | ||
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八方ケルン付近 | 八方池 | |
池の周囲にもいろいろな植物が紅葉してい る。ハクサンタイゲキの赤、ドウダンツツジ の赤、クガイソウの黄色など。あーちゃんが、 「クガイソウってこういう色に紅葉するんだ ね。」 第三ケルンあたりは多くの人。唐松あたり で日帰りをする人もいるだろうけど、みんな この天気で出かけてきたようだ。 下ノ樺から上ノ樺あたりが紅葉の素晴らし いところだ。ナナカマド、ミネカエデ、ハウ チワカエデがあり、ダケカンバの白い幹と緑 のササ、これに青空があれば申し分ないのだ が・・・。 |
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きれいなダケカンバ | ||
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下ノ樺付近 | ||
このあたりも雲の中。夏の後立山はいつも 東側に午前中の早いうちからガスが湧き上が ってくるが、今の状態はそれと同じ。おそら く遠見尾根もガスっていると思われる。 扇雪渓にはまだ少し雪が残っていた。 丸山ケルンを越えても紅葉は続く。このあ たりでは日当たりの関係なのか、ミネカエデ は黄色に色づいているが、ナナカマドは緑の ものからオレンジ、そして赤と色づきの度合 いの異なる木々が混在しているのも面白い。 |
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扇雪渓 | ||
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丸山ケルン付近 | ナナカマドの色づき | |
上空が明るくなり日差しが少しづつ見られ、 一気に青空が開けて唐松岳と不帰の嶮が見え た。 尾根を巻いて唐松岳頂上山荘の横に出る道 が閉鎖されて新たな尾根道ができていた。 山荘が下に見える場所には多くの登山者が おり、またそこから見える唐松岳にもかなり の登山者が登っていた。 山頂は見えないが、五竜の大きな山容も見 られた。ただ東側は相変わらずガスに覆われ ていた。 圧巻は西側が快晴で立山連峰から剱岳がく っきりと見えたことだ。 |
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唐松岳 | ||
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唐松岳と不帰の嶮 | 五竜岳の山容 | |
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立山連峰から剱岳 | ||
山荘前のベンチで昼食をとり、五竜山荘に 向かう。 ここからは300m下って最低鞍部から今 度は250m登る道となる。すぐに牛首の鎖 場があり、いくつか鎖場が続く。 あーちゃんが、「鎖場があったことは覚え ているけど、こんなに急だったかは全く覚え ていないわ。」 東側からガスが尾根を越えて流れているが、 西側の沢にはきれいな紅葉もずっと見られた。 |
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西側の沢筋の紅葉 | ||
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最低鞍部からは霧の中となり、五竜山荘に着いた。五竜岳方面は濃いガスの中だった。 翌日の天気予報は曇りのち雨。雨は午前中からとなっているが山はどうなるかわからない。 そこで明日の行動を考える。朝から雨の場合は下山。霧や雲に覆われてなければ五竜に登っ てそのあと食事をして下山と決める。問題は遠見尾根の紅葉とバックの五竜岳の写真が撮れる かだ。霧が出ないことを願い、アタックザックに準備して就寝した。 |
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