<第一日目> | ||
南沢を歩くのは実に6年ぶり。入り口周辺 と行者小屋近くの風景は覚えているが、その 途中の様子はほとんど記憶にない。 歩き始めると、シロバナヘビイチゴがたく さん咲いており、アイヅシモツケがきれいに 咲いていた。小さな花が集まって咲いている がとても素敵で、何本かの木が見られた。 ヒロハテンナンショウも見られた。 |
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アイヅシモツケ | ||
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ほどなくホテイランの自生地があった。 見られた株のほとんどに識別のラベルが付 けられている。 樹林帯の中で、ピンクの花はところどころ にみられる。来る前はこれが南沢沿いの道に かなりあるのかなと思っていたが、自生して いるのはほんの少しの間だけだった。 ホテイランを見たのも4年ぶりということ になる。 日曜日のこの時間は、多くの下山者が次々 に降りてくる。 ミツバオウレンも咲いていた。 |
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ホテイラン | ||
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コミヤマカタバミがたくさん咲いていて、 目を楽しませてくれる。 陽の光がよくあたっているところではきれ いに開いた花が見られるが、全体としては閉 じ加減の花が多かった。 それでもよく見ると、花弁に現れる筋のは っきりしているものもあり、またピンクの花 も一つだけ見られた。 クリンユキフデやイワセントウソウの小さ な花も時々見られた。 |
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ホテイラン | ||
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コミヤマカタバミ | ピンクのコミヤマカタバミ | |
ヒメタケシマランを見つけた。 この花はまったく目立たない花で、歩いて いる状態の視野からは見ることができない。 15センチくらいの高さで葉っぱをひっくり 返さないと見えない。 いろいろなところで見られるが、最初に見 て撮ったのが夕張岳。その時は結構自分なり にうまく撮れた。 そんなこともあって、今回もこれを見つけ たらあーちゃんが、「お得意の花ね。」 そう言われたら撮らざるを得なかった。 |
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ヒメタケシマラン | ||
ツバメオモトが見られた。 目にしたのは3株程度であった。 ちょうど背丈より高い岩の上の苔の中に見 られたのが、花の状態はもう終わりかけだっ たが逆光気味に撮ってみた。 |
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ツバメオモト | ||
コミヤマカタバミに交じって、キバナノコ マノツメが現れてきた。 全体にやや小ぶりのものが多いように感じ た。 またネコノメソウも沢筋に近いところでや や固まって見られた。 光にあたってとてもきれいに見えた。 マイヅルソウはほとんどが蕾だったが、一 株だけ登山道の真ん中に岩の下に咲いていた。 おそらく日当たりがいいところだったのだろ う。 |
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キバナノコマノツメ | ||
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イワカガミが見事に咲き始めているところ に出会った。 道の沢寄りで日当たりのよいところ。山側 にも株がたくさんあったがまだ蕾だった。 |
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ネコノメソウ | ||
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コヨウラクツツジの群生地を抜けて、一旦 水の流れのない河原を歩き、再びコメツガの 林を通って行者小屋に着いた。 テントも10張くらいあったが、多くが一 人だった。 小屋はおそらく数人の宿泊者だろう。まあ 日曜日だからそんなところか。 夕食を軽く摂って、横になっていた。ふと、 外を見たら夕焼けがきれいだった。その夕焼 けに少し照らされたように赤岳が赤くなって いた。 |
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イワカガミ | ||
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西の空 | 赤 岳 |
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