間ノ岳


                       2023年7月6日〜8日


    久しぶりに梅雨の晴れ間が期待できたので、日本一長い3000mの稜線を歩いてみた
  くて間ノ岳に行くことにした。これまで間ノ岳は7月後半に歩いたことはあるが、あとは
  9月や10月の秋に訪れており、7月上旬の花を見る楽しみもある。
      
  ここ何年も梅雨の時期に2、3日の中休みがあったことはなく、なかなか遠方へは行けていなかった。
  5日は夕方までは山梨や関東は雨だが、その後2日間は雨マークがない。そこで、6日に御池小屋に入
 り、翌日間ノ岳を往復して北岳山荘に泊まることにした。

   ≪1日目  
     午後1時のバスに乗るべく、出発したが、
  首都高で渋滞、その後大月周辺の工事渋滞に
  はまってしまった。

   昨日の雨で空気がきれいになり、高速から
  甲斐駒を始め、北岳や間ノ岳がはっきり見え
  た。

   バスには4人。たつさんのほかは広河原山
  荘に向かったので、この時間に登るのは一人
  だけのようだ。

   広河原からは北岳がはっきり見えた。

   山道に入ってすぐにギンリョウソウがあっ
  た。
    北岳山頂部
       3年前から二股までの大樺沢ルートが通行
    禁止になっているので、直接御池小屋への道
    を歩く。

     この時間でも結構下りてくる人たちがいる。

     今の時期だとラン科の植物が見られるかと
    期待して歩いたが一つも見つけられなかった。

     ゴゼンタチバナやマイヅルソウが咲き始め、
    タカネグンナイフウロと咲き始めのミヤマハ
    ナシノブが見られた。
  ギンリョウソウ
 
  ゴゼンタチバナ タカネグンナイフウロ
       ミヤマハナシノブは小屋手前の沢筋に咲い
    ていた。大樺沢でかなりみられると思うので、
    写真に撮ろうか迷ったが、大樺沢ではまだ咲
    いていなかった。

     御池小屋に泊るのは初めてだ。ここでの宿
    泊は今まですべてテン泊。なかなかきれいな
    小屋だった。
  ミヤマハナシノブ
 
  2日目
     昨日に比べて少し雲はあるが、今日も快晴
  に近い。北岳も朝日に輝いていた。

   昨夜、御池からのルートを北岳を通過する
  か、直接間ノ岳に向かうか考えていたが、当
  初どおり、八本場のコルに向かって間ノ岳に
  行くことにし、二股に着いた。

   雪は思ったより少なかった。大樺沢を登る
  人はほとんどなく、下りてくる人も八本場の
  コル周辺で数人だけだった。
  大樺沢
     今日はゆっくり登ることにした。それとい
  のも、天気は十分持つだろうとの予測である。

   残念ながら花はまだ少なく、ミヤママンネ
  ングサ、ツマトリソウ、ハクサンイチゲ、イ
  ワオウギの咲き始めがほんの少しあっただけ
  だった。

   バットレスが見えた。
 
    ミヤママンネングサ
         20箇所くらいのはしごを登って、八本場
    のコルに到着。

     ちょうど降りてきたソロの男性としばし歓
    談。

     ゆっくり休憩しながら、間ノ岳を撮る。
   バットレス  
   
  間ノ岳 

                                                                      ≪続く≫

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