蔵王山(熊野岳)


                          2017年3月1日


   蔵王にスキーに行ったついでに最高峰の熊野岳に登ってきた。というより熊野岳にスノー
 シューで登ることを第一の目的に蔵王に行き、ついでにスキーも楽しんできたというほうが
 正しいのかもしれない。樹氷も東北の山々もくっきり見えた。

  ウェザーニュースの山形の天気予報は晴れのち曇りで翌日は曇りのち雪だったが、山の天気で蔵王山を
 見たら、晴れで翌日も朝のうち晴れのち曇りだった。山に登るのは初日しかないと思い早朝に千葉を出発
 した。結果としては初日は大成功、翌日であっても朝一番で登れば素晴らしい天気だった。

     家から425キロ。蔵王温泉に着いたのは
  ちょうどお昼だった。平日なので駐車場は無
  料。駐車場には少し雪が残っていたが、ここ
  まで全くの夏道だった。

   昼食後、ロープウェーを2つ乗り継いで、
  山頂駅で降りる。スキーやスノボ客と観光客
  であるが、観光客のほうが多い。日本人と中
  国系の人たちばかりだった。

   ロープウェーの中からから樹氷を撮ってみ
  た。
    ロープウェーから樹氷群
     快晴で無風。こんな時はないと思うほどの
  天気だ。

   今日はスノーシューで登るつもりだったが、
  雪は固く、また歩く道も踏み固められていた
  ので、結局一度も使わなかった。

   今日は山頂駅から地蔵岳に登り、そこから
  蔵王連峰の最高峰熊野岳を目指す。

   地蔵岳へはほぼ直登であるが、このあたり
  の樹氷はまだなんとかモンスターの形をとど
  めていた。おそらく降雪が最近は少なかった
  ためだろう。時期的にももう終わりに近いよ
  うだ。
  スノーシュー
       ロープウェーの中からも鳥海山、月山、朝
    日連峰、飯豊連峰がややヘイズがかった空の
    上にきれいに見られたが、地蔵岳へ登る途中
    からはそれぞれが真っ白にくっきりと見られ
    た。

     ここまで東北の山々が見られるとは想像も
    していなかったのですごくうれしい。

     あーちゃんも「すごいね! ここまで全部
    見られるとは。」と感動していた。
  樹 氷
 
  朝日連峰
   
  右に鳥海山、左に月山
     約20分で地蔵岳に到着。

   前方に熊野岳が見えた。

   登山道に沿って木の柱が立ててあり、万一
  視界が悪くなってもそれを探せば迷わない工
  夫がされている。今日は視界も良好、風もな
  く全くそういう恐れはない。

   目印の柱には大きなエビのシッポもできて
  いた。

    熊野岳
       地蔵岳から約45分で前方が開け、刈田岳
    方面が現れた。

     すぐ近くに熊野岳避難小屋が雪に覆われ、
    入り口だけが中に入れるように除雪されてい
    た。

     ここからほぼ平らな道を10分で熊野岳山
    頂に着いた。

     前方には相変わらず鳥海、月山、朝日連峰、
    飯豊連峰が望まれた。
  エビのシッポ
 
  熊野岳避難小屋 熊野岳山頂標識
 
   帰りは来た道を引き返した。ロープウェー山頂駅近くで、ちょうど逆光の中のモンスターを撮った。

 
  樹 氷
 

 


    天気予報から考えても初日に熊野岳に登るしかないと思った。ただ歩くのは午後になるため、
   視界はあまり効かなくなるだろうと予想していたが、まったくの危惧に終わった。

    これほどきれいに東北の山々が見られるとは思わなかった。2017年、今年はいい年になり
   そうだ。





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