タカネナデシコとムシトリスミレが見られ
  た。

   タカネナデシコは咲いている数は少なかっ
  た。

   ムシトリスミレも同様で、この間で見た株
  は3株だった。これは食虫植物で、葉に粘膜
  があり、アリや小さな昆虫が捕まっていた。
  タカネナデシコ
       ほかにイワオウギ、チシマギキョウ、ダイ
    モンジソウ、ミヤマダイコンソウ、コバノコ
    ゴメグサ、ムカゴトラノオ、そしてウメバチ
    ソウも咲き始めていた。
  ムシトリスミレ  
 
   イワオウギ チシマギキョウ
 
  ダイモンジソウ ミヤマダイコンソウ
     横岳に到着。標識の先に富士山が見える。

   さらに八ヶ岳の主峰赤岳とその右に南アル
  プスの山々がくっきり見える。北岳もピーク
  が見えているが、もう少し西の硫黄岳方面に
  行けば全体が見えるだろう。

   横岳周辺にはチシマゼキショウやミヤマミ
  ミナグサなどがあると言われている。このう
  ちミヤマミミナグサは南アルプスや中央アル
  プス、日光などに限られて生息するので、探
  してみたがまだ開いていない株があった。

   硫黄岳方面からも登山者が登ってくる。
  横岳標識
 
  富士山と赤岳と南アルプス
 
   横岳は山頂こそやや平坦地になっているが、
  その周辺はナイフリッジの尾根になっていて
  そこに梯子がかかっている。

   かなり高度感がある。

   ここを過ぎると火山特有の礫のくだり道に
  なり、硫黄岳へと続く。
  北側から見た横岳山頂部
       ここはコマクサの大群生地だ。

     この時期でもきれいな花がたくさん見られ
    た。道の両側に咲いており、逆光で一枚撮っ
    てみた。

     硫黄岳山荘の前で行動食を摂って再び歩き
    出す。
  硫黄岳  
 
  コマクサ コマクサ
     硫黄岳からやや西に行ったところから、南
  アルプスの山々、仙丈ヶ岳から甲斐駒ヶ岳、
  北岳もほぼ全容が見えてきた。

   一方、北側には北八ヶ岳の東西天狗岳とそ
  の後方に蓼科山が見えた。

   さらに南側では歩いてきた稜線が見られた。

   赤岩の頭から林の中の道を下り、赤岳鉱泉
  のテン場に戻った。
  左から北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳 
   
  東西天狗岳と蓼科山 歩いてきた稜線 
 

 


    テントを回収して戻った。昨夜の雨でグランドシートやフライはまだ濡れており、テントも
   土がだいぶついていた。

    昨夜雷雨に遭ったものの、今日はここまで素晴らしい天気に恵まれた。


   美濃戸 12:56  北沢堰堤 13:44  赤岳鉱泉 14:45

   テン場 5:06  行者小屋 5:35  地蔵の頭 6:25  横岳 7:59
   硫黄岳山荘 8:36  硫黄岳 9:14  赤岩の頭 9:31  テン場 10:22  


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