塔ノ岳


                          2023年5月2日


   タイトルは塔ノ岳であるが、今日の目的は鍋割山と塔ノ岳の間の二股分岐まで小丸尾根を
 往復することであった。


  連休の谷間ではあるが、道路は混雑するかもしれないと考えていた。今まで丹沢に行ったのとほぼ同じ
 時間に出発したが、高速はすいすいだった。前日の雨が上がって今日は北寄りの風なので天気は快晴だ。

     天気もいいことだし、今日は県民の森の駐
  車場はいっぱいで道路わきに停めるしかない
  だろうと思っていたが、駐車スペースの脇に
  止めることができた。

   準備して早速歩き出す。

   四十八瀬川に架かる勘七橋から見た上流方
  面は新緑がきれいだった。
    勘七橋からの眺め
     上のほうで、ヤマフジがたくさん咲いてい
  た。

   まだ木々の花は咲いていないだろうと思っ
  たが、バイカウツギが花を開き始め、ガクウ
  ツギも咲いていた。

   ヤマツツジも一本咲いていたが、ここで見
  られただけで、それ以降は見られなかった。
  バイカウツギ
 
  ガクウツギ ヤマツツジ
     二股を過ぎて、小丸尾根に取りつく。

   休憩をとりながらゆっくり歩く。ザックを
  背負った背中には汗をかくが、止まると少し
  風があって、ヒンヤリする。気持ちが良い。

   「小丸まで2000m」の標識が出てきた。

   しばらく歩いて、杉の林の道を登る。ここ
  は、ジグを切って登るがほぼ同じような緩い
  傾斜に切ってあって歩きやすい。
  標 識
       暫くすると、広葉樹に替わる。左の写真の
    左側が杉の林で右手がモミジを含む広葉樹の
    林がしばらく続く。

     そこを抜けるとまた杉の尾根道となり、途
    中に「小丸まで1000m」の標識がある。

     標高950m付近で短いヤセ尾根を通る。
     この付近はアセビの木々があるが、花はも
    う終わっていた。

     ここを過ぎると再び杉の林を登り、杉がな
    くなって、木の間越しに富士山が見えるよう
    になった。
  針葉樹林と広葉樹林の境界
       これだけきれいに富士山が見えたので、南
    アルプスもきれいに見えるだろうと思い、た
    つさんは塔ノ岳まで足を延ばしたくなった。

     上から降りてきた人に聞くと、山頂から南
    アルプスが良く見えたという。

     そこで二股分岐まで一緒に行って、そこか
    らたつさんは塔ノ岳を往復し、あーちゃんと
    金冷シか花立山荘で合流することにした。

     そのあとミツバツチグリを除いて、小丸尾
    根で唯一の花といってよいヤマルリソウが見
    られた。
  富士山
       小丸尾根は5、6回歩いているが、いつも
    人が少ない。

     今日は二股分岐近くで上から降りてきた人
    数人と出会った。

     二股分岐では秦野市の街並みが、空気が澄
    んでいたためきれいに見え、相模湾もはっき
    り見られた。

     ここから塔ノ岳まで少し早く歩くことにし、
    バイカオウレンがいくつか咲いていた。
  ヤマルリソウ
         大倉尾根からはたくさんの人が登ってきた。

     塔ノ岳に着いて南アルプスのほとんどの山
    は見えたが、いかんせんお昼近くになってい
    たので、かすんでしまっていた。それでも肉
    眼では赤石岳や悪沢、農鳥、間ノ岳、北岳は
    確認できた。

     早々に下り、金冷シであーちゃんと合流し
    た。
  バイカオウレン  
 
  間ノ岳と北岳 蛭ヶ岳と丹沢山
     ここからは大倉尾根を下るしかない。小丸尾
 根は階段が全くないので快適でここ数年そこを
 歩いているが、大倉尾根は久しぶりだ。

  花立山荘のベンチでお昼にして階段の続く道
 を下る。

  途中でオキナグサが咲いているのに出会った。

  丹沢でこのような花があるとは知らなかった。
    オキナグサ
 

 


    小丸尾根の往復の予定が、空が澄んでいたので塔ノ岳まで足を延ばした。残念ながら南アルプス
   の山々はかすんで見えただけだった。

    大倉尾根の一部を下ったが、あーちゃんも「もうここは下りたくないね。」

    唯一この尾根でオキナグサが見られたことが収穫だったが、天気も良くさわやかな登山だった。


  県民の森駐車場 7:49  二股分岐 11:22  塔ノ岳 11:53

  駐車場 15:25


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