土曜日でもあったので、去年より40分ほ ど早く家を出た。県民の森の駐車場に着いた ときにはすでに満車。それでも入り口近くの 路上に止めることができた。 帰りに見たら、ずっと下まで路駐していた。 今年は冬の気温が低かったので、スミレが 少しとミミガタテンナンショウ程度しか始め は見られなかった。 四十八瀬川に架かる勘七橋から見た上流方 面の景色を去年と比較すると、芽吹きがまだ 去年より1週間か10日ほど遅いことがわか る。 |
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ミミガタテンナンショウ | ||
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勘七橋からの眺め(今年) | 勘七橋からの眺め(去年) | |
二股を過ぎてすぐに小丸尾根に取り付く。 始めのうちは杉の林の道をジグを切って登 ることになる。ヤマルリソウと少しのスミレ が見られた。 ここの林は割合に明るい。しばらくして幅 の広い緩やかな尾根道となる。ところどころ に方向の標識や、小丸まで500mごとの標 識が出てくる。 なだらかな尾根道には今年はまだ桜が満開 だった。 |
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ヤマルリソウ | ||
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明るい杉林の道と標識 | サクラ | |
ここを過ぎるとまた杉の林の登りになるが 細かくジグが切ってあり、一定の傾斜で歩け るようになっている。 しばらく行くと一旦杉の林が切れ、自然林 の明るい尾根道となる。去年はこのあたりに トウゴクミツバツツジが咲いていたが、今年 はまだピンク色は全く見られなかった。 細い尾根道が少し出てきて、アセビがまだ 残っていた。 |
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ヤセ尾根の道 | ||
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再び杉の林の急登となる。ここは少し広い 尾根だが杉の木と根が多く、登るときにはや や道が判明しずらいが、どこを歩いても迷う ことはない。下りでは上から見られるので踏 み跡がしっかり確認できる。 ここを過ぎると西側も東側もところどころ 開けてきて、西側には富士山が雲の中で白い 頂を見せていた。箱根方面の山々は雲の中だ った。 また東側には大倉尾根が見られた。 |
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アセビ | ||
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三たびジグの道になり、カヤトが出てくる と視界がさらに開け、秦野の市街地が見える。 今日は相模湾の海は霞んでいて見えない。 まもなく塔ノ岳と鍋割山をつなぐ尾根道に 出る。 この分岐のところには「小丸方面 ご注意」 の標識がある。 |
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大倉尾根 | ||
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書いてあるのを見ると遭難の多い道とあり、 過去にはあったのだろう。ただ実際に歩いて みて道が明瞭でほぼ一定の斜度になっており、 一部ヤセ尾根があるが道幅もあり、こんない い道はないと思うのだが・・・。 塔ノ岳に向かう。 |
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注意書きの標識 | ||
木の間越しに蛭ヶ岳が望まれたが、まだ沢 筋には雪が残っているのが見えた。 去年は大丸付近でもオオバイケイソウの葉 がいくつも見られたが今年は一株だけやっと 顔を出していたに過ぎなかった。 ここまでは少しの登山者に会っただけの静 かな山歩きだったが、大倉尾根との合流点の 金冷やしからは多くの登山者でにぎわった。 山頂はやや風があって、気温は13℃だっ た。 |
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蛭ヶ岳を望む | ||
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帰りは同じ道を戻ることにした。 山頂付近は風があったので、早々に下りて 小丸尾根の分岐付近でゆっくりコーヒーを飲 んで下った。 3人ほどの人が抜いて行っただけだったが、 途中で両足の内転筋が交互に攣ってしまった。 |
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富士山 | ||
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去年初めて登って小丸尾根がすっかり気に入ってしまった。トレーニングとしてもいいし、 表尾根や大倉尾根のように階段がないのがうれしい。そして何より静かな山旅が楽しめた。 県民の森駐車場 7:28 二股 7:49 大丸 10:00 塔ノ岳 10:26 大丸 11:24 駐車場 14:02 |
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