塔ノ岳


                          2021年4月7日


   今年2回目の塔ノ岳である。塔ノ岳へのメインルートの大倉尾根は高校時代のボッカ訓練で
 のつらい思い出が残っていて好きではないが、家からも近く標高差も1000m程度あり、ト
 レーニングとしても格好の山となっている。


  前回は戸沢から源次郎尾根、大倉尾根で塔ノ岳に行き、政次郎尾根で戸沢に戻るコースで歩いたが、今
 日は二股から小丸尾根を行くことにした。そこから塔ノ岳に行き、大倉尾根を降りて小草平尾根で二股に
 戻ってこようと考えた。

     今年は気温が高く、秦野市内の道路わきの
  サクラも終わっていた。

   今日の小丸尾根はたつさんは初めて歩く道
  だ。今年は今までに登った山でもできるだけ
  新しいルートをとってみようと思っている。

   県民の森駐車場は通常のスペースが一杯で、
  道端に停めた。

   二股に向かう道に、ヤマブキ、ミミガタテ
  ンナンショウ、ヤマルリソウ、スミレが咲い
  ていた。
    ヤマブキ
 
  ミミガタテンナンショウ ヤマルリソウ
     四十八瀬川に架かる勘七橋からは新緑の様
  子がわかる。空は青空だが果たして南アルプ
  スは今日は見えるか?
  勘七橋からの眺め
     二股を過ぎてすぐに標識があり、小丸尾根
  を登る。

   始めのうちは杉の林の道をジグを切って登
  ることになる。

   ここの林は割合に明るい。しばらくして幅
  の広い緩やかな道が続き、再びジグを切りな
  がらの登りになる。

   ここで見られる花はスミレと少しのヤマル
  リソウ、ミミガタテンナンショウだった。
  標 識
 
  明るい杉林の道 スミレ
     しばらく行くと自然林の明るい尾根道とな
  り、新緑がきれいだ。

   特にモミジの木が多いので、秋はきっとき
  れいな紅葉が見られるだろう。
  自然林の登山道
       「小丸まで1000m」の標識があり、そ
    の近くにトウゴクミツバツツジがもう咲き始
    めていた。

     再び杉の林の急登があり、その先にヤセ尾
    根の道が少しあるが、その付近にはアセビと
    マメザクラの花が咲いていた。
  新緑の木々
 
  トウゴクミツバツツジ アセビ
       このあたりまで来ると西側も東側もところ
    どころ開けてきて、西側は箱根方面の山々が
    見える。残念ながら富士山は雲の中だった。

     東側は大倉尾根が見えた。

     ジグの道を行くとカヤトが現れ、二股分岐
    が近いことを知る。

     秦野の市街地が一望でき、ほどなく分岐に
    着いた。
  マメザクラ  
 
  大倉尾根と大山 分岐近くのカヤト
     分岐から塔ノ岳を目指す。

   木の間越しに蛭ヶ岳が望まれたが、天気予
  報に反して結構雲も出ていて青空は見えない。

   バイケイソウがたくさん葉を出していた。
  西丹沢自然センターのサイトでは、オオバイ
  ケイソウとなっている。実際に咲いていると
  ころを見ていないので今はオオバイケイソウ
  としておこう。

   塔ノ岳ではやや黒い雲も出ていて、富士山
  も南アルプスの山々も見えなかった。
    蛭ヶ岳を望む 
 
  オオバイケイソウ 山頂標識
 

 


    塔ノ岳では気温は12℃だった。晴れ間がないのでやや寒く感じた。

    帰りは大倉尾根に下るつもりだったが、小丸尾根は階段もなく、気持ちの良い尾根だったので、
   同じ道を戻ることにした。この尾根は歩く人が少ないらしく静かな山旅だった。


  県民の森駐車場 8:04  二股 8:26  二股分岐 10:21  金冷し 10:42

  塔ノ岳 11:00  金冷し 11:47  二股分岐 12:05  駐車場 13:51



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