駐車場のスペースは車で埋まっていたが、 その端に停めることができた。 昨夜から気温は下がっていて歩き始めると ところどころで息が白く見える。予報では北 風がやや強いとなっていたが、今のところ風 はない。 タチツボスミレやマムシグサ、ヤマルリソ ウが咲いているだけで、まだほかの植物は芽 吹いてもいない。二股近くになってカキドオ シが少し咲いていた。 |
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タチツボスミレ | ||
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ヤマルリソウ | カキドオシ | |
今日は予定ではここから塔ノ岳に登って、 その後鍋割山へ行って周回することにしてい る。 二股から堀山の家までの道には、道迷いの 遭難が多発という注意書きが出ている。この ルートは何回か通っており、道らしきものは あるが途中から上はピンクテープを頼りに歩 かざるを得ない道になっており、それを外す と確かに道迷いしそうなルートではある。 |
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道迷いの危険を促す看板 | ||
二股から堀山の家までの標高差は約430 mである。 この間、ずっと杉林の中を歩き、途中から 尾根道となる。 小草平ノ沢を渡るところにこのルート唯一 の標識がある。 この沢近くにヨゴレネコノメの咲き始めの 小さな株がいくつか見られた。 |
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このルート上にある唯一の標識 | ||
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堀山の家で大倉尾根の道に合流する。 ベンチで数人が休んでいた。富士山がきれ いな姿を見せてくれた。ここまで青空が大半 だが、上空には雲がかかっていて日差しは時 々射すくらい。 ただ富士山には陽が当たっていて雪の白さ が際立っていた。 ここから大倉尾根特有の階段の道になる。 道脇には霜柱が見えている。昨日の雨のあと 気温がだいぶ下がったようだ。 |
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ヨゴレネコノメ | ||
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大倉尾根の階段の道 | 霜柱があった | |
木の間越しに富士山が青空にくっきり見え る。 堀山の家あたりにはまだタチツボスミレが 少し見られたが、標高1000mを越えると 足元に咲いている花は全くない。そのかわり にアセビがところどころで見られた。標高の 低いところではすでに枯れているのが多かっ たが、高くなるとまだ咲いている木も見られ た。 |
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木の間越しの富士山 | ||
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花立山荘までは階段の直登が続く。 ここを過ぎると階段も緩やかになり、やが て尾根筋の道になって塔ノ岳も見えてきた。 さらに富士山の右手に南アルプスの山々が 姿を見せた。最初に目に飛び込んできたのは 聖岳、赤石岳、悪沢岳だ。 金冷しから先では、さらに塩見岳、間ノ岳、 北岳が見えてきた。山頂からの景色を期待し ながら塔ノ岳へ向かった。 |
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アセビ | ||
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塔ノ岳 | 塔ノ岳山頂 | |
塔ノ岳には何回か来ているが、富士山は見ているものの南アルプスの山々が見られたのは 初めてで、こんなにいい景色が眺められるとは思っていなかった。 あーちゃんも「相模湾まできれいに見れて最高ね!」 |
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赤石岳から北岳までの南アルプスの山々 | ||
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富士山と南アルプスの眺望 | ||
気温は4℃。風は弱いがダウンを着ないと 少し寒い。 この日はここから鍋割山に行く予定だった が、こんなにすっきりとした眺望が見られた ことと、標高の低い鍋割山では南アルプスの 山々は見られないだろうと思って、ここでコ ーヒーを沸かしてしばらく眺め、来た道を引 き返すことにした。 駐車場近くに戻って、ヤマザクラが満開に 咲いていたことに気づき、タムシバとアブラ チャンも咲いているのが見られた。 |
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タムシバ | ||
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アブラチャン | アブラチャンアップ | |
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塔ノ岳には何回も行っているのにここから南アルプスの山々が見られるとは今まで思って いなかったので、素晴らしい眺望に感動した。 同じ道を引き返すことになったが、トレーニングを兼ねたいい山行だった。 駐車場 8:19 二股 8:42 堀山の家 10:01 花立山荘 11:03 金冷し 11:31 塔ノ岳 11:53 堀山の家 13:35 駐車場 14:59 |
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