旭岳駅横から登山道を登って姿見駅からロ ープウェイで降りてくるか、その逆を取るか 少々迷ったが、ロープウェイで姿見まで行っ て登山道を降りながら花を見ることにした。 そのかわりゆっくり歩くことを心がけた。 土曜日なので姿見周辺は下山する人たちで にぎわっていた。 旭岳は上空は晴れていたが、山頂付近は雲 がかかっていた。 |
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姿見駅付近からの旭岳 | ||
天女が原への道は始めは幅も広く、快適だ。 両側にミヤマリンドウがたくさん咲いてお り、ミヤマアキノキリンソウもところどころ で見られる。 |
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ミヤマリンドウ | ||
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登山道から外れた中で、パトロールの腕 章をつけた若い女性が虫取り網を持って花 に来ている昆虫をとっていた。 何を採っているのか聞いたら、ハエを採 っているという。 道の両側はミヤマホツツジがたくさん咲 いている。ミヤマホツツジの道かと思うく らい、第一天女が原まで続いていた。 マルバシモツケもまだきれいな花が咲い ていた。 |
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ミヤマアキノキリンソウ | ||
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ミヤマホツツジ | マルバシモツケ | |
標高1400mくらいになると道も普通の 登山道らしくやや狭くなり、ゆっくり歩いて いても汗が出てくる。 タカネトウウチソウがいくつかあり、ハイ オトギリも見られた。 |
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タカネトウウチソウ | ||
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ミヤマホツツジの根元近くに、イワハゼ とシラタマノキの花が見られた。 これらの花は表大雪では初めて見る花だ。 特にイワハゼは咲く時期が早いため今まで 撮っていない。今回はこれが撮れたらいい なというのがあたって、運よくまだ咲いて いるのが撮れた。 シラタマノキも同様で表大雪で初めて撮 る花だ。実を食べるとサロメチールの味が する。 |
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ハイオトギリ | ||
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イワハゼ | シラタマノキ | |
表大雪の山の登山口は比較的標高があり、 また登る時期も7月以降が多いため、初夏に 咲く花やこういう標高の高くないところに咲 くことが多い花は意外と撮れていない。 タカネニガナやシラネニンジンが現れた。 |
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タカネニガナ | ||
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天女が原まで行かないうちに、こういう花 に出会えると嬉しくなってつい早く目的地の 湿原に着きたくなるが、ゆっくり歩く。 一人の男性が下から登ってきた。「上まで 半分くらい来たでしょうか?」と尋ねられた ので、「もうあと3分の1ほどですよ。」と 応えた。 第二天女が原に来ると、池塘などはないが 湿原の花が現れた。 タチギボウシが咲き始めの姿を見せており、 ホソバノキソチドリのまだ何とか旬の状態の ものが見られた。 |
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シラネニンジン | ||
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タチギボウシ | ホソバノキソチドリ | |
モウセンゴケがあったが、まだ蕾だったの で、もう少し標高の下の第一天女が原に咲い ているのがあるのではと思い、それでも写真 は撮っておいた。 一旦湿原から普通の道になり、そのうち再 び木道になって第一天女が原に着いた。 ワタスゲがたくさんあった。 第一天女が原にもモウセンゴケはあったが、 こちらもまだ白い蕾をつけているだけだった。 |
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ワタスゲ | ||
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ここでも写真を撮っていると、上から若い 男性の3人組が降りてきた。 ここからササのかぶさった道が続くが、こ こにもヤマハハコやヨツバシオガマ、ハンゴ ンソウ、ミヤマアカバナなどが咲いていた。 そしてふと、左を見たら、ツルニンジンが いくつも咲いていた。これも表大雪では初め て見た花だった。最後のご褒美だった。 |
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モウセンゴケ | ||
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ヤマハハコ | ハンゴンソウ | |
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ミヤマアカバナ | ツルニンジン | |
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少し時間を作って、ロープウェイの下を通っている道を歩いてみた。 第一、第二天女が原の湿原とその前後の道で表大雪で初めて見た花をいくつか撮ってきた。 たつさんにはちょっとしたプレゼントだった。 姿見駅 14:25 第一天女が原 15:40 登山口 16:08 |
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