高尾山


                         2013年3月29日


 今年の最初の「山の花の道」は高尾山にした。
 この時期、花の咲いているところはまだ多くないこと、またあーちゃんの膝の具合を確かめること
もあってここに決めた。
 日蔭沢沿いから高尾山に登り、琵琶滝コースを降りてくることにした。


  JR高尾駅に着いて、水を買ったりしていたら小仏行きのバスが満員になり、乗ることができなかった。
  まだ待っている人もかなりおり、増発が出るだろうと思っていたら、増発はなく1時間に一本なので、あと
 1時間待たねばならないという。何ともサービスの悪いバスだな。
  仕方なくタクシーで日蔭のバス停まで行くことにした。
  登山口までタクシーで行くのは、尾瀬とか南アルプスなど自家用車が通れなくて行く場合を除くと初めてか
 な。

     途中の家々の庭は、丹精込めて色々な春の花が
  きれいに咲いている。さっそく日蔭沢沿いに歩く。

   アズマイチゲ、ニリンソウ、ユリワサビ、スミ
  レがあちこちに顔を出している。

   スミレはだいぶ撮ったが、名前がわからない。
  高山に咲くスミレは種類も少ないので違いが分か
  るが、低山に咲くスミレはあまりにも数が多く、
  同定もなかなか難しいこともあって、名前を確定
  する自信がない。

   したがって、撮った写真を後でまとめることに
  したい。
  
   アブラチャンが咲いていた。
    アブラチャン
    アズマイチゲが数株咲いていたが、足を踏み入
 れないようにとの看板があちこちに立っており、
 望遠を忘れたのでアップで撮れなかった。

  城山に行く道を歩く。
  日蔭沢に沿って、ニリンソウやヨゴレネコノメ
 がたくさん咲いている。
  ニリンソウ  
    マルバネコノメソウも少しであるが咲いていた。

  城山へは行かずに、途中から高尾山への道を歩
 く。うっそうとした杉の林が続き、左手下には小
 さな沢の流れがある。

  ようやくつぼみをつけてその顔を見せかけたエ
 ンレイソウが一株あった。

  スミレはいくつか見られた程度。

  ほどなく高尾山と小仏峠の道の大垂水峠の分岐
 周辺に出た。

  
  ヨゴレネコノメ
   
  マルバネコノメソウ エンレイソウ
      ここを城山方面に行くと一丁平に行くことにな
  るが、まだサクラは咲いていないようなので、高
  尾山に向かった。

   ここで少し休憩し、早めの昼食をとった。

   春休みということもあって、家族連れがたくさ
  ん来ていた。


  高尾山 
     下りは琵琶滝のある6号路を降りることにした。

   
   ここにも2,3種類のスミレとヤマルリソウが
  咲いていた。
  
   少し薄日が漏れてきて、気温はこの時期として
  は高い。
   
  ヤマルリソウ 
 
    階段の道を下る。登山道を階段にしておかない
  と雨で道がえぐれてしまうこともあって、こうい
  う措置をするのは仕方ないことだが、登山者には
  あまり好ましくない。

   すぐに沢に降りた。ここもヨゴレネコノメやユ
  リワサビが結構咲いている。

   今まで見なかった紫の濃いスミレも見られた。

   コミヤマカタバミは日蔭あたりにもあったが、
  まだ開き切っていなかった。このあたりでは、
  光を受けて花を開かせていた。

   琵琶滝を過ぎるとここの少し離れた2か所にハ
  ナネコノメが咲いているところがある。
   この花の咲く時期は早く、もう赤い葯のついて
  いる花は見られないと思ったら、まだきれいな花
  が残っていた。
 
    ユリワサビ  
   
  コミヤマカタバミ    ハナネコノメ  
     そしてケーブルカーの横を通って、薬王院に
  到着。

   ここから高尾山口の駅まではサクラが満開で
  きれいだった。



    さて、スミレである。

   スミレを同定しようと思ったら、花と蕊と葉
  とさらに茎や葉に毛があるかどうかとかいろい
  ろ写してようやく何とかなりそうに思われる。

   しかしそこまでやろうと思わないため、葉と
  花の違うものを写してみた。

   エイザンスミレとヒナスミレではないかと思
  うもののほかはよくわからなかった。下の写真
  でも同じものがあるかもしれない。
 
    薬王院  
   
  エイザンスミレ ヒナスミレ
   
     
   
     
   
     
 

 


   今年の山の花の道の最初は、穏やかな日で、ふもとには桜が満開だった高尾山を訪れた。

   多くのスミレを見ることができたが、スミレは難しい。

   あーちゃんの膝の状態は何ともなかったのが安心材料。次はもう少し標高が高く長い歩きの山を
  考えよう。




  日蔭バス停 9:30  高尾山頂 11:00  登山口 12:40

トップに戻る 山の花の道に戻る