高尾山


                          2023年4月11日


   今年2回目の山歩きを高尾山に設定した。今回は9〜10キロ、700〜750mの
 アップダウンを見込んでいる。

  今年の桜の開花はかなり早かったので、高尾山周辺の花もそれに合わせて早く咲いているものと思う。
  今回もバスを日影で降りて日影乗越から城山に行き、高尾山へのルートにした。

     駅から小仏行きのバスで日影で降り、準備
  をして出発。沢周辺にはもうニリンソウが咲
  いていた。

   沢沿いを歩いてみると、コチャルメルソウ
  がたくさん咲いていた。またヤマルリソウも
  あった。やはり例年より2週間程度早い。
    コチャルメルソウ
 
  ヤマルリソウ ニリンソウ
     引き返してキャンプ場方面の道を歩き、沢
  を渡って日影乗越への道を歩く。

   ここの道は高尾山周辺では珍しく階段のな
  い道でそれが城山まで続く。また岩場もない
  土の道が続くので歩きやすい。高尾山の1号
  路と同じように、この尾根でも南側は広葉樹、
  北側は針葉樹の林にきれいに分かれていた。

   もう新緑になっていてすがすがしい。

   チゴユリが見られた。
  新緑の道
       フデリンドウもかなり咲いていた。この花
    は比較的乾燥するところにあると思っていた
    が、多分高尾山では初めて見たと思う。

     さらにアオイの葉が見られたので根元を見
    たところ、もう花をつけていた。これもこの
    後いくつか見られた。

     アオキの木がたくさんあり、いずれも茶褐
    色の小さな花をつけていた。
  チゴユリ
 
  フデリンドウ カンアオイ
     446の小ピークでジュウニヒトエが花を
  咲かせていた。

   ここから一旦少し下って再び登りになる。

   杉の林の中ではクサイチゴがたくさん咲い
  ており、林の中にアクセントをつけていた。
  ジュウニヒトエ
       621のピーク近くで、ヒトリシズカがい
    くつもみられ、またフタリシズカの蕾がつい
    ているのもあった。

     621のピークで少し休憩。ここには日影
    乗鞍という立派な名前がついていた。

  クサイチゴ
       ここを過ぎるとエビネランとベニバナヤマ
    シャクヤクがあるが、いずれもまだ葉が出て
    いなかった。

     日影からのアスファルトの林道に出るとす
    ぐに小仏城山に着く。

     その途中にツボスミレが見られた。
  ヒトリシズカ
 
   スミレ ツボスミレ
     城山には平日であるが多くの人がいた。
   ここには小規模の庭園があって、木々の花
  がきれいに咲いていた。

   一丁平まで行って昼食。いつもはコンビニ
  のおにぎりで済ましてしまうが、今日はスト
  ックしていたアルファ米があったので、ホタ
  テ缶と持参した野菜を使ってリゾットにして
  食べた。

   高尾山山頂に向かう途中に、シャガやクマ
  ガイソウ、センボンヤリが見られた。クマガ
  イソウはまだ蕾だが、道のほんの近くに自生
  地があるのを初めて知った。
  シャガ
 
  クマガイソウ  センボンヤリ
     高尾山山頂は相当の人がいて、ちょうど昼
  時だったこともあって腰掛ける場所もないほ
  どだった。

   6号路を下りる途中でシュンランに出会っ
  た。
  シュンラン
 

 


    裏高尾の北東尾根から城山、高尾山を歩いてきた。

    今日の行程は、距離9.1キロ、750mのアップダウンだった。


  日影 8:32  446ピーク 9:24  621ピーク 10:04  城山 10:36

  一丁平 11:07  もみじ台  12:17  高尾山 12:27  駐車場 13:54



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