高尾山


                          2022年5月8日


   あーちゃんのリハビリ登山第2段階を兼ねて初夏の花を高尾山に見に行った。

  前回手始めとして小丸尾根を標高差600m、5.4キロ歩けたので、今回は累積標高差は740mほ
 どとそれほど変わらないが、歩く距離を9キロから10キロの間と想定して日影から城山を通って高尾山
 に行くルートを選んだ。最後は厳しければケーブルカーで降りてくることも考えていた。

     高尾山口の駐車場に着いたら満車だった。
  幸い一台の車が出るところで、すぐに入るこ
  とができた。

   高尾山に土日に今まで行ったことがなかっ
  たので、朝早くからこんなに混んでいるとは
  想像もしていなかった。実際歩いてみて日曜
  日の人ごみの多さに驚いた。

   駅から小仏行きのバスで日影で降り、沢周
  辺を少し歩いてみたが、一つも花は見られな
  かった。

   沢を渡って日影乗越の道を歩くとすぐに、
  ヒトリシズカ、ジュウニヒトエとギンリョウ
  ソウが見られた。
    ヒトリシズカ
 
  ジュウニヒトエ ギンリョウソウ
     ここの道は高尾山周辺では珍しく階段のな
  い道でそれが城山まで続く。また岩場もない
  土の道が続くので歩きやすい。

   ところどころで乗越のようなところや尾根
  様のところがあり、そういうところで風があ
  って気持ちが良い。

   もう終わりかけだがヤマツツジが見られた。

   コゴメウツギも見られ、ツリバナもかなり
  咲いていた。
  ヤマツツジ
       446の小ピーク近くでササバギンランが
    数株あったが、まだいずれも開いてはいなか
    った。

     高尾山の1号路と同じように、この尾根で
    も南側は広葉樹、北側は針葉樹の林にきれい
    に分かれていた。

     446のピーク付近ではジュウニヒトエが
    たくさん見られたが、もう終わりかけがほと
    んどだった。キンランも姿を現し、この先で
    ところどころで見られたが、これも開いては
    いなかった。

  ツリバナ
 
  ササバギンラン キンラン
     446から一旦少し下って再び登りになる。

   アオイの葉が多くみられるようになったの
  で根元を探してみたが、もう花はついていな
  かった。

   杉の林の中ではクサイチゴがたくさん咲い
  ており、林の中にアクセントをつけていた。
  またホウチャクソウも見られた。これは高尾
  周辺でもたくさん見られた。
  クサイチゴ
       621のピークを過ぎるとエビネランとベ
    ニバナヤマシャクヤクがあるが、エビネラン
    はまだ蕾、ベニバナヤマシャクヤクは蕾もつ
    けていなかった。

     日影からのアスファルトの林道に出るとす
    ぐに小仏城山に着く。

     その途中にツボスミレが見られた。
  ホウチャクソウ
       小仏城山では多くの人が休息していた。

     一丁平で昼食にすることにして、少しベン
    チで休んでから歩き出した。日曜日なので高
    尾方面からも多くの人が登ってくる。

     シャガがたくさん見られた。あーちゃんが
    「シャガの花弁には複雑な模様があるね。」

     少し下るとキンランの開いた株が一つあり
    その先にエビネランの咲いている株も見られ
    た。
   ツボスミレ
 
   シャガ キンラン
       一丁平で昼食にし、コーヒーを入れてしば
    し休憩。

     その後わき道を歩くとガクウツギがたくさ
    ん咲いていた。あーちゃんが「いい匂いがす
    るね。」というので嗅いでみたら、ほんとに
    いい香りであたりにも漂っていた。
  エビネラン
       高尾山からは4号路を歩くことにし、ケー
    ブルカーの駅に着いた。

     これに乗るかそれとも高尾山口まで歩くか
    聞いたところ、最後まで歩こうというので1
    号路を下山した。
  ガクウツギ
 

 


    裏高尾の北東尾根から城山、高尾山を歩いてきた。

    あーちゃんの第2段階は累積標高差740m、距離9.2キロを歩きとおせることができ、
   時間は去年のこのコースより25分ほど早かった。


  日影 8:48  446ピーク 9:35  621ピーク 10:27  城山 10:38

  一丁平 11:05  高尾山 12:17  駐車場 13:38



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