去年までは高尾山には電車で行っていたが、 今年から車を使っている。この方が渋滞に遭 わなければ断然早いからである。 高尾山口近くの駐車場に止め、京王線で高 尾に向かいバスに乗って日影で降りた。 前日までの雨のせいか、沢の水量が多い気 がする。 シャガがまだずいぶん残っていた。少し歩 いてみたが感じとして花は多くなさそうだと 思い、途中で引き返し小下沢に向かうことに した。 |
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シャガ | ||
小下沢に向かう途中に大きなウツギの木が あり、花が満開で見事だった。 小下沢沿いの道は一ヶ月前に歩いているが、 今はその時に咲いていた花々は全く見られな い。 ウツギのほかにはガクウツギが咲いている だけで、タカオスミレのあるところに行って みたがほかの植物がたくさん生えていて全く 見えなかった。 |
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ウツギ | ||
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小下沢の旧キャンプ場から景信山に向かう。 ここもウツギのほかにはフタリシズカがち らほらみられるだけで、期待していた花々は なく、ジュウニヒトエもほとんど終わってお り、ホウチャクソウも終わりかけの花が多か った。 登りの中間点を過ぎ、水平道でコメウツギ の花に出会った。ウツギより花の径はずっと 小さく4〜5ミリほどで、帰ってから調べて コメウツギと分かった。山で初めて見た花だ。 |
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ガクウツギ | ||
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フタリシズカ | コメウツギ | |
景信山に到着。山頂には10人程度の人が 休憩していた。 快晴ではあるが少し霞がかかっている感じ。 ただ下界の風景はくっきり見える。 少し休んで小仏峠へと下る。これから向か う城山とその先に高尾山が見える。道は前日 までの雨の影響で多少滑りやすくなっている。 トレラン者が多数行きかう道で、あーちゃ んが「よく滑らずに走れるね。」 ここでも咲き始めのウツギが見られた。 |
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高尾山を望む | ||
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城山までの道で時々見られたのはフタリシ ズカ、ホウチャクソウ、ウツギとコメウツギ だったが、途中にあったシャガの群生はきれ いだった。 城山で少し休んで高尾山へ向かう。ここか らはもう少し花が見られるだろうと期待しな がら歩く。 少し歩いて、道端にキンランとササバギン ランが見られ、ウマノアシガタが2株ほどあ った。 |
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ウツギ | ||
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キンラン | ササバギンラン | |
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その先に数株のキンランがかたまって咲く 場所があった。キンランやあとで現れるエビ ネランの根元には標識がつけられてしっかり 管理されているようだった。 一丁平手前の空き地では小学生の遠足であ ろう賑やかな声が飛び交っていた。 一丁平近くにアヤメが咲いていた。 |
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ウマノアシガタ | ||
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キンラン | アヤメ | |
一丁平には西南方向に開けた展望所があっ て、やや霞んではいるが富士山が大室山の右 手に見られた。まだ雪は残っていた。 南には丹沢山塊が見え、最高峰の蛭ヶ岳が 見られた。 |
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富士山と大室山 | ||
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途中の木道の脇にもう終わりかけのエビネ ランが咲いていた。 高尾山の山頂は相変わらず多くの人で賑わ っており、海外の観光客も相当な数であった。 山頂からの下りはいつもは6号路を歩くが、 ここは沢沿いの道で今日これまで歩いた沢沿 いには花がほとんどなかったのでまだ歩いて いない1号路を行くことにした。 かなり急傾斜の舗装道でとても歩きにくく、 見られた花はタツナミソウだけで、この道を 下山路に決めたのは失敗だった。 |
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蛭ヶ岳 | ||
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エビネラン | タツナミソウ | |
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5月に初めて高尾山に行ってみた。 もう少し多くの花が見られると思っていたので。 日影 8:26 小下沢旧キャンプ場 9:19 景信山 10:30 城山 11:37 高尾山 12:49 駐車場 14:10 |
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