一般車規制中ではないので、高原温泉まで は林道を走る。車の数は少ない。ここは全部 歩いても4,5時間コースであり、途中引き 返しはどこでも可能なので、朝早くから歩く 人は多くない。 今日は曇り。晴れ間はほぼ期待できない。 少しあるくと硫黄のにおいが立ち込め、ヤ ンベ温泉の蒸気が見られた。 小さなアップダウンを繰り返し、所々で木 道を歩く。 |
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ヤンベ温泉 | ||
歩いてすぐに、周回コースの出口に通行禁 止の札があった。 ミズバショウの大きくなった株がたくさん 残っている。今年はドングリなど木の実の生 育が悪いのでヒグマの出没が全道的に多いの ではと危惧されている。ヒグマはミズバショ ウの葉は餌にしない。こんなに大量にあるの だから餌として食べられればいいのにと思っ てしまう。 |
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紅葉の最盛期ならこの辺はすでに黄色や赤 の木々で賑やかなところ。 今年はまだ緑一色だ。ただ遠くには黄色や 赤に色づいた木々も見える。 小一時間で大雪公園沼群の最初の沼、土俵 沼に着く。まだまだ紅葉には程遠いので、今 日の終点の高原沼まで直行することにした。 |
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木道脇にミズバショウ | ||
すぐに緑沼に着く。ここは撮影のポイント でポスターなどでよくみられるところ。 ここから先は昔はかなりのぬかるみだった けど、ずいぶん楽に歩けるようになった。 何人かの登山者と合うが、多くがレンタル の長靴を活用している。ここは長靴がいいこ とは知ってはいるが、登山靴でも全く問題は なかった。 大学沼で監視員の方に会った。 |
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大学沼 | ||
大雪高原沼の散策コースにはこの時期必ず ヒグマの監視員さんが多いときは2人いるが、 今日は大学沼に一人だった。 一日中、ここで監視してるのだから大変だ。 しばらくこの監視員さんと今年の大雪の山 の状況など話をする。2005年のここでの 紅葉の話をしたら、その時の状況を覚えてい て、あの年の紅葉は見事だったと述懐してい た。 それから少し歩いて、高原沼に着いた。 高原沼の沼畔にはまだ残雪があったのには 驚いた。遠方は緑岳で、山腹の沢筋にきれい な紅葉が見えるが、曇り空でもあり薄日が差 したところを狙ったがうまく撮れていない。 青空は望めないか、しばらく待ったが引き 返すことにした。 |
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高原沼と緑岳 | ||
大雪高原沼は大小30くらいの沼があり、 多くの沼に名前が付けられている。ただ登山 道から見られる沼は12,3で、高原沼の先 には一番大きな空沼という沼が見られるが今 日はそこへは行けない。 引き返しながら、いくつか写真を撮った。 |
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式部沼 | ||
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えぞ沼 | えぞ沼 | |
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この頃になると、たくさんの人たちが登っ てくる。 中に、小学生の集団が、4班に分かれて先 生に引率されて歩いてくる。どこの小学校か と尋ねたら、上川小学校の3年生だという。 すれ違う時、口々に「がんばってくださーい。 !」と声をかけられる。 こういうところに課外授業はいいなと思っ たが、当の小学生はそれぞれどういう思いな んだろうか? 滝見沼のほとりに、エゾオヤマリンドウが まだ残っていたので、遠くの紅葉と一緒に撮 ってみた。 |
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鴨沼 | ||
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最後に2005年10月2日に行ったとき に撮った写真と今回の写真を比較してみる。 この時は前日にユニ石狩岳に登って宿に泊 まったが、その時にカメラが故障しどうにも 動かなくなってしまった。 この時はすでに一般車の乗り入れが解除さ れていたが、まだ素晴らしい紅葉だった。 仕方なく売店で「写ルンです」を買って撮 ってみたが、何とも情けない写真になってし まっていた。ただ、色具合はわかるので、今 回撮った写真とほぼ同じ地点のものを比較し てみた。 |
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滝見沼端 | ||
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式部沼付近 | ||
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高原沼 | ||
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平ヶ岳付近の下部 | ||
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ほんの一部が紅葉していただけで、予想した通りまだ早かった。 昨日、旭岳が初冠雪だったので、このあたりに雪が降る日も遠くない。ただ、紅葉が最盛期を 迎えるまではできれば降雪は待ってほしいものだ。 大雪高原沼の散策時は林の中が多いため風は感じなかったが、駐車場に着いたら結構冷たい風 が吹いていた。 ヒグマ情報センター 8:35 土俵沼 9:30 大学沼 10:00 高原沼 11:20 緑沼 11:00 ヒグマ情報センター 11:40 |
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