山頂にザックをデポし、アタックザックに 水やら雨具を入れて仙ノ倉山を目指す。 ゆるいアップダウンを3回繰り返す。ここ も階段が敷かれている。 最初の下りの周囲にハクサンコザクラ、ハ クサンイチゲ、ミヤマキンバイ、そしてミネ ズオウが見られた。ハクサンコザクラとハク サンイチゲはまだ咲き始めで、背丈も十分伸 びていない。 あーちゃんも「やっぱり花は咲き始めがき れいね。」 |
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ハクサンイチゲ | ||
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標高2000m程度のこの山にはハイマツ がところどころあるだけで樹木と言えば、背 丈の低いミネザクラとアズマシャクナゲだけ である。 さすが豪雪地帯だけあって、森林限界が低 くハイマツも十分育たない。 平標への登りでも両側にアズマシャクナゲ は見られたが多くが花が終わっていた。仙ノ 倉への道にはこれから咲く株がたくさんあっ た。 またミネザクラもまだ終わっていない花が 見られた。 |
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ミネズオウ | ||
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アズマシャクナゲ | ミネザクラ | |
テン場を出た時はまだ雲がかかっていたが、 仙ノ倉への道を歩いている頃には青空が広が ってきた。 ミツバオウレンもたくさん咲いていた。 平標山頂からの下りの両側には、初夏の花 のハクサンイチゲやハクサンコザクラ、ミヤ マキンバイが見られるが、不思議なことにチ ングルマが一つも見られない。 3年前に行ったときにも写してないことか ら、平標・仙ノ倉にはチングルマはないよう だ。 |
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ミツバオウレン | ||
仙ノ倉山に着くと谷川岳へと続く長い尾根が見えた。3人ほどがその方面へ向かって行った。 振り返ると苗場山が青空のもとに横たわっていた。 |
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谷川岳へと続く長い尾根 | ||
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苗場山 | ||
平標に戻るころには霧が出てきた。何とも 朝から気まぐれな天気だ。 平標にはもう下から登ってきた登山者がい た。ここからはずっと下りになる。少し下る ころにはまた陽が射し、すぐに快晴となって、 正面に苗場山を見ながら歩く。絶好の登山日 和となり下から次々と登山者が来る。 この斜面には3年前にはハクサンイチゲや マイヅルソウ、オノエラン、ハクサンチドリ などが見られたので、期待していたがハクサ ンイチゲも咲いていなかった。 咲き始めのきれいなイワカガミがたくさん あった。 |
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イワカガミ | ||
相変わらず階段の道が続く。ほとんどが直 登に階段がつけられているので結構きつい。 後ろを歩いていたあーちゃんが時々遅れる が、登ってくる人から花の状態やこんな早く に降りてきたことなど聞かれたそうだ。「こ の山は人気の山なんだね。」 松手山までの道にナエバキスミレがたくさ ん見られた。これは3年前には見なかったの で今回の収穫だ。 一方で木々の花はベニバナドウダンツツジ が一本だけ花をつけていただけだった。 |
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ナエバキスミレ | ||
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松手山周辺には3年前にはベニバナドウダ ンやウラジロヨウラクがたくさん咲いていた が、今年は来たのも3週間早かったためか、 ウラジロヨウラクはまだ硬い蕾だった。 ただ、トウゴクミツバツツジやオオカメノ キ、ヤマツツジはきれいな花を見せてくれた。 特に写真のオオカメノキの葉はまだ伸び始め たばかりなのか、鮮やかな色合いを見せてく れた。 |
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ベニバナドウダンツツジ | ||
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トウゴクミツバツツジ | オオカメノキ | |
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松手山からは樹林帯の道となり、やっと咲 いたばかりのマイヅルソウがあり、またアカ モノもたくさん見られた。 駐車場に着いた時には空は再び雲に覆われ てしまった。どうやら天気予報は中ったよう だ。 これから登る団体の人たちが準備していた。 |
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ヤマツツジ | ||
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マイヅルソウ | アカモノ | |
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2回目の平標山で、今回は仙ノ倉山にも行った。3年前の6月下旬に登った時と合わせると この山はかなり花の種類が多いと感じた。おそらく7月になればまた違った花が見られるのだ ろう。ただ夏になると標高が高くないため暑さとの戦いになりそうだ。 駐車場 12:56 登り口 14:00 平標山の家 12:03 平標山の家 5:10 平標山 6:00 仙ノ倉山 7:00 平標山 7:52 松手山 9:12 鉄塔 9:46 駐車場 10:48 |
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