日向大谷の登山口から登るのは初めてで、 今日は山頂を往復する道である。 薄川の左岸につけられた道を歩く。帰りが けにあーちゃんが、「今日の登山道は階段も なく歩きやすかったけど、全体に道幅が狭く 特にここは細い感じがする。」と言っていた けど、ところどころに鎖がついていた。 薄川と支流の七滝沢の合流部である会所を 過ぎたころに上を見上げると黄色に色づいた 木々が見られてきた。 |
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黄葉した木々 | ||
両神山は山岳信仰の山であり、山頂までに いくつもの石仏や石碑などが見られる。この 写真の石仏は歩き始めたころに見られたが、 どういうわけかこれだけが銀のスプレーで塗 られていた。 道は最初は薄川の左岸を歩き、ここから沢 を4回徒渉する。 ブナのきれいな林があったが、まだ黄葉は していなかった。 |
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石 仏 | ||
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上空は青空。風も弱く、林の中の道は心地 よい。 最後の徒渉から登りになるが、途中八海山 という標識があった。岩と小山があるが石仏 もあり、どれが八海山なのかはわからなかっ た。 またすぐに弘法之井戸があり、湧水が引か れていた。 シラヤマギクと思われる花だけが少し残っ いるだけだったが、マムシグサの実をつけた 株がところどころで道しるべのように立って おり、赤く色づいた木々も見えてきた。 |
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ブナの林 | ||
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マムシグサ | 紅葉した木々 | |
清滝小屋に着いた。小屋は閉じられていた。 これまでに出会ったのはほんの数人。「よ い天気なのに静かな山だね。」 ここから少し登って産体尾根に乗った。前 方に両神山方面の山並みが見え、その山体は きれいに紅葉していた。 少し登ると鎖場があり、そこを過ぎると梯 子がかけられていて、それを過ぎると奥社が 現れた。 こんな高いところにも結構大きな鳥居があ り、ベンチも一つあった。 |
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両神山方面の紅葉 | ||
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ここからは尾根道の緩い登りになり、道の 両側には紅葉した木々が見られるが、いずれ もほぼ終わりに近い。 オレンジから赤の葉をつけたハウチワカエ や赤のドウダンツツジなどが見られた。 少し登って山頂まで100mの標識があり、 そこから八丁峠方面の山肌がきれいに紅葉し ているのが見えた。ここにはベンチがあり、 山頂から戻ってここでお昼にした。 |
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奥 社 | ||
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ハウチワカエデ | ドウダンツツジ | |
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八丁峠方面の黄葉 | ||
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八丁峠方面の黄葉 | ||
山頂には4人が休憩していた。狭い山頂だ ったと覚えていたが、おそらく標識も23年 前とは変わっているのだろう。秩父の山並み が青空の下で眺められた。 |
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両神山山頂 | ||
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久しぶりに両神山に登った。 山頂周辺の紅葉は終わりかけではあったが、山頂付近から見た八丁峠方面は山肌の黄葉が見事 だった。 この日は人も少なく、秋のさわやかな山旅だった。 登山口 8:35 会所 9:10 八海山 10:05 弘法之井戸 10:38 清滝小屋 10:50 産体尾根 11:18 奥社 11:42 山頂 12:05 清滝小屋 13:16 登山口 15:04 |
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