大岳山


                          2017年4月20日


   御岳山から大岳山を往復してきた。この時期はイワウチワとカタクリなどが見られるはず
 だったが、イワウチワは少し探したけれど見られなかった。

  大岳山は4月のこの時期には何度か訪れているが、多くはJRで御嶽駅周辺に降りそこから登っていく
 つかあるルートに下りることが多いが、今回は車でケーブルカー始発駅において往復してみることにした。

     ケーブルカーの始発駅である滝本までは、
  自宅から100キロちょっとなので電車を乗
  り継いでいくよりはずっと早く到着できる。

   駐車場も平日とあってガラガラだった。

   ケーブルカーの沿線両側はミツバツツジが
  満開できれいだった。

   終点の御岳山駅から歩き始めるが、この辺
  りは標高800mなのでまだサクラが満開だ
  った。
    サクラ
       赤いシャクナゲももうすぐ咲き始める様子
    で、春から初夏への季節移りを感じさせるが
    新緑は芽吹きはあるもののまだもう少し時間
    が必要だ。

     キブシが花をつけていた。
   サクラ  
 
   キブシ キブシ 
     道の右側の草地には、ムラサキケマンやキ
  ランソウ、何種類かのスミレ、名前のわかる
  エイザンスミレなどが咲いていた。

   空はほぼ快晴。風もほとんどなく、また登
  山者もまばらで野鳥のさえずりだけが聞こえ
  る。

   御岳神社に着いて、そこから大岳山には3
  つのルートがあるが、真ん中の道をたどるこ
  とにした。
  ムラサキケマン
 
   スミレ エイザンスミレ
     御岳神社をあとに、大岳山に向かった。

   「天狗の腰掛杉」というのがあった。樹齢
  約350年だそうで、天狗さまが腰かけられ
  るように枝が曲がって伸びている大木だった。

   鍋割山分岐までの道には、スミレ類はたく
  さん見られたが、ほかにミツバツチグリやキ
  ケマン、ハシリドコロが見られ、分岐周辺に
  はカタクリも咲いていた。
    天狗の腰掛杉
 
  ミツバツチグリ キケマン
     またアズマイチゲがところどころに見られ
  た。

   この辺り標高が1000mを超えており、
  この高さにあるのは珍しいと思うが、ややま
  ばらな樹林帯であり陽が射さないためか十分
  に開いた花が見られなかった。
    アズマイチゲ 
     分岐から大岳神社までの道はほぼ覚えてお
  り、神社に参拝して、すぐにハシリドコロの
  群落があったことも記憶にある。

   ハシリドコロはようやく咲き始めの状態だ
  った。ただ、その先山頂までの道が全然記憶
  にない。結構な岩場で、あーちゃんも「こん
  な道だったっけ?」

   15分くらいで山頂に着いた。

   富士山がきれいに見えていた。山頂には数
  組のパーティーが休んでいたが、その後次々
  に登ってきた。
  ハシリドコロ
   
  大岳山頂からの富士山 
     お昼を食べて少し休んで、鍋割山を経由し
  て奥の院にイワウチワを見に行くことにした。

   数年前に奥の院から鍋割山の途中で見たこ
  とを思い出したので、帰りがけに反対方向か
  ら歩いてみた。

   鍋割山への道沿いにもたくさんのカタクリ
  が見られ、多くがちょうど見ごろだった。

   ここを歩いているのはわれわれだけで、誰
  一人とも出会わなかった。

   イワウチワは残念ながら見つからなかった。
  カタクリ
 

 


    カタクリはたくさん見られたが、イワウチワは見られなかった。もともと奥の院周辺にあった
   が数年前にはそこで見られず、鍋割山に向かうところに少しだけ見られたが、今回は見つけるこ
   とができなかった。


  山頂駅 8:37  御岳神社 9:05  大岳山 10:45  鍋割山 12:12

  奥の院 12:30  山頂駅 13:35


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