この電車には数年前に乗ったことがあるが、 新宿で何とか座れた経験があり、今回は発車 20分前には駅に着いていようと思っていた が、接続が良くて40分前に着いてしまった。 乗車口には一番で待つことになった。 思ったほど人は多くなかったが、御嶽駅に は相当の人が降りてきた。臨時のバスもすぐ に出て、予想よりかなり早くスタートできた。 まずは御岳神社に向かうが道の両側には多 くの花が咲いており。ヤマザクラもまだ満開 だった。 |
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ヤマザクラ | ||
風は弱いが日差しが結構強く、空は晴れて いるがこの時期なので遠くは霞がかかったよ うになっている。 スミレもかなり咲いており、木々の花も、 白のユキヤナギが満開で、黄色のヤマブキや 濃いピンクのシャクナゲがほころび始めてお り、色とりどりできれいだ。 |
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ユキヤナギ | ||
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結構な勾配の舗装道を登り、売店の立ち並 ぶ参道を抜けて神社の階段を上る。種類の違 うサクラもまだまだ満開だ。 ニリンソウやキケマン、ムラサキケマンな どが咲いている。 今日は奥の院のほうに行ってみることにす る。 |
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アズマシャクナゲ | ||
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ニリンソウ | キケマン | |
一旦下ってから、登りの道に入る。両側に は杉の大木が並んでいて、木の一本一本に番 号の書いた札がついている。 杉の下にはスミレが咲いているが、エイザ ンスミレとナガバノスミレサイシンは違いが 分かるがそのほかはたつさんにはみんな“ス ミレ”だ。 途中東に開けたところにカタクリが咲いて いたが、もう咲き終わりの花が多かった。 ここは以前にも通った道だが全く記憶にな い。あーちゃんも、「こんなところ通ったっ け?」と言っていた。 |
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杉の並木 | ||
奥の院に着く。 ここの裏手でイワウチワを撮った記憶があ るのだが、あたりの様子がどうも違うようだ。 どこかほかの場所と勘違いしているのかもし れない。 ここで探さずに少し先を歩いてみたら、道 の少し下にイワウチワが咲いていた。ちょう ど見ごろの状態だ。ただ数は多くなかった。 一緒に歩いていた人から何の花か聞かれて 教えたが、イワカガミじゃないの?という声 も聞こえていた。 |
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イワウチワ | ||
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ピンク色のイワウチワも数は少ないながら 見られた。 鍋割山を巻く道をとり、ここにもナガバノ スミレサイシンがあり、ほかのスミレ類も見 られた。 芥場峠で視界が少し開けたが、新緑はまだ 出始めの木々が多い。遠くの山並みはややか すんで見える。ところどころにミツバツツジ が見られるが木の大きさの小さいものが多い。 |
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イワウチワ | ||
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カタクリが数多くみられるようになった。 ここでもわれわれの会話は、「こんなとこ ろにカタクリがあったっけ?」。どうも記憶 にない。ここの道を通ったのは今の時期だと 二人とも思っている。だからカタクリを見た 記憶がないことに不思議に思っている。あと で家に帰って調べてみたら、ここを歩いたの は11月中旬だったことがわかった。カタク リなどもう花も葉っぱもない時期だ。 |
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ナガバノスミレサイシン | ||
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カタクリ | カタクリ | |
ただ、ここはある程度刈りこまれたササの 中に咲いているが、そのうちササに生育を阻 まれてしまうのではと心配する。 大岳神社に着いた。近くの大岳山荘は数年 前に閉鎖していた。山荘周辺の木陰にシート を敷いて大勢の若い人が休憩していた。 ここから大岳山までは少しの最後の登り。 ヨゴレネコノメがまばらにあり、ハシリドコ ロが咲き始めていた。 |
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ハシリドコロ | ||
大岳山山頂は30人ほどの登山客が食事を し、休憩していた。われわれもここで昼食に する。御前山は見えていたが、さらに遠くは かすんでいた。 休憩後は大岳山荘まで下ってから馬頭刈尾 根に向かう。ここに入ると人はめっきり少な くなり、数人と会っただけだった。 ミツバツチグリが岩の上できれいに咲いて いた。エイザンスミレもナガバノスミレサイ シンもここではよく見かける。 |
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ミツバツチグリ | ||
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この尾根の周りの林は、サントリーの天然 水の森になっているらしく、木々の名前の書 かれた標識が数多くついていてそこに天然水 の森と書かれてあった。調べてみたら「サン トリー天然水の森 奥多摩」だった。 木の名前に詳しくないたつさんにはとても ありがたい標識だ。 尾根はベンチもところどころ置かれている が、眺望がきく場所は2か所程度。 この辺りは木々の芽はやっと出た程度で新 緑にはもう少し時間がかかる。ミツバツツジ だけは咲き始めていた。 |
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エイザンスミレ | ||
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馬頭刈尾根からどこで降りるか、3通りほ ど考えていた。歩くのに飽きてきたら適当な ところで降りればいいと思っていた。 2.5万図に小径のしるしはなかったが、 当初考えていた下山ルートの一本手前に、綾 滝・天狗滝方面の標識があり、千足バス停に つながると書いてあったので、眺望もなかっ たこともあってその道を降りることにした。 綾滝はきれいな滝だった。また木の間から さした光にヤマブキがきれいに咲いていた。 |
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ミツバツツジ | ||
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綾 滝 | ヤマブキ | |
ここの沢筋にはまだ雪が残っていた。今年 2月の大雪の残りだろう。 標高500mあたりから下にヤマルリソウ がたくさん咲いていた。素晴らしい群生地で、 あーちゃんも「最後に素敵なプレゼントがあ ったわ。」と喜んでいた。 |
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ヤマルリソウ | ||
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千足のバス停でバスを40分、武蔵五日市駅で電車を30分と待つことになったが、こちらの 方面へ公共の交通機関を活用したのは初めてだったので、一つの良い経験となった。 1000mあたりの木々の新緑はもう少しだったが、風も爽やかで清々しい山行だった。 御岳ケーブル終点 9:40 奥の院 10:40 大岳山 12:00 富士見台 13:30 つづら岩 13:57 千足バス停 15:08 |
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