23日朝、天気予報が午後から回復し、25日までは良いとの確認をして出発。予定では、
23日は七つ沼カールまで。24日に幌尻に登ってカールで花を見、のんびり過ごして25日
に下山することにしていた。
しかし、23日夕方のラジオで24日夕方から崩れ、25日は所によっては大雨と急変し、
急遽予定を変更して24日に幌尻ピストンで下山となった。
23日二股出合いでは霧雨程度であったが、そのうち雨粒がしっかり見えるようになり ザックカバーだけをして歩く。 気温は高めでそれほどの雨でもないためそのまま登りはじめた。 渡渉は計10回を数えた。以前登ったときには水量も少なくこんなに渡渉を繰り返したか |
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ヌカビラ岳からは、幌尻や戸蔦別が見 今日は、一つ一つの花を写真に収める |
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ヌカビラ岳のお花畑 | |||
目にした順に挙げるとイワギキョウ、チシマフウロ、ハクサンボウフウ、エゾノウサギギク、 エゾツツジ、チングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、エゾミヤマクワガタ、ヨツバ シオガマ、ミヤマキンポウゲ、ゴゼンタチバナ、エゾシオガマ、オトギリソウ、ミヤマリンドウ、 ムカゴトラノオ、エゾノレイジンソウ、ウメバチソウ、コバイケイソウ、エゾノツガザクラ、 アオノツガザクラ、チシマヒョウタンボク、ミヤマキスミレ、マルバシモツケ、キバナシャクナゲ、 ミヤマアズマギク、イワヒゲ、イワブクロ、ミヤマダイコンソウ、キバナノコマノツメ、ウコン ウツギ、コケモモ、モミジカラマツ、ヒメゴヨウイチゴ、オオカサモチ、ミヤマアキノキリンソウ であった。 何と、北戸蔦別までの間に、確認しただけで36種類の花が咲いていた。本当にすごい。 |
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北戸蔦別到着。 ここから戸蔦別までの稜線もまたそれまで タカネシオガマ、トウゲブキ、ミヤマキン |
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チシマキンレイカの群落 | |||
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戸蔦別着。 戸蔦別のやや手前でようやく青空が 一部見え出した。 戸蔦の山頂付近はムカゴトラノオと サマニヨモギのオンパレードだった。 今日は七つ沼までなので、幌尻が見 えることを期待してここで1時間休憩。 幌尻山頂部は見えないものの(結局 この山行で、北カールだけがこのとき に見られただけだった)、1967峰 やピパイロから北戸蔦、今歩いてきた 稜線、そして七つ沼もようやく見えた。 |
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幌尻北カール | |||
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七つ沼を見る | |||
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この日は湿度が高く汗を十分かいたので、 幌尻はあきらめて七つ沼でビールを冷やして 飲むことにし、歩き始めた。 戸蔦を下って、エゾツツジの群落とチシマ センブリが目に入った。センブリは北岳では 9月にようやく見られるので、この時期に咲い ているとは驚きだった。 七つ沼への下りはかなりの急勾配だが、周囲
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チシマセンブリ | |||
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エゾツツジの群落 | |||
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七つ沼カールへの道の花畑 | |||
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七つ沼カールでテントを張り、着替え て、雪渓からの水で冷やしたビールは 最高だった。 明日は幌尻を往復して早めにこのテン 場に戻り、ゆっくりカールの花を散策 しよう。(ところがこれが実はそうは 行かなかった。) テントの近くではチングルマ、 ハクサンボウフウ、ミヤマキンポウゲ、 ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマなど 見事に咲いていた。 |
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ハクサンイチゲとハクサンボウフウ | |||
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チングルマ | ヨツバシオガマの群落 | ||
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戸蔦別岳 | 北戸蔦別岳 | ||
当初の目的は達成できなかったが、ここのルートの花々も十分満足のいくものだった。 7月23日 駐車場6:00 北戸蔦別登山口6:48 トッタの泉9:03 ヌカビラ岳10:22 北戸蔦別岳11:48 戸蔦別岳13:06 7月24日 |
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