中央高速の八王子の先で事故渋滞に巻き込 まれた。当初考えていた河口湖駅発のバスに 間に合いそうもない。次のバスが8:28と 別の路線のバスが9:00発。 どちらかに乗れれば、登るルートを変えて 行けるので全く焦りはない。河口湖の駐車場 に8時過ぎに着いた。28分のバスに乗れる。 バス停には10人程度の登山客が待ってい た。河口局で降りたのはわれわれ二人だけ。 快晴で風も弱い。 浅間神社の脇を通って母の白滝を目指す。 途中で雪虫が飛んでいるのを2回見た。北海 道に住んでいたころは10月下旬になるとよ く見かけた。このあたりにも雪虫がいるのだ ろうか? 舗装された林道をしばらく歩き、砂利道の 林道を少し歩くと滝が見えてきた。 |
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母の白滝 | ||
母の白滝を巻くように道がついてる。 乗ったバスで三つ峠を目指すのであれば、 三つ峠口で降りるはず。でも9時のバスなら 三つ峠登山口まで行く。三つ峠口と登山口の 間は歩いて50分ほどなので、三つ峠に登る なら9時のバスの方が山頂には早くつく。 「なんでほかの登山者はこのバスに乗ったの かな。」などと話しながら歩くが、三つ峠に 向かう人ばかりではないのだろう。 高速から三つ峠山は見えたが、赤の紅葉は あまり見えなかった。登っていく途中も黄色 が圧倒的に多い。 |
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紅葉の木々の中を登る | ||
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赤の紅葉はこの程度のものがあったが、 全体的に少ない モミジは河口湖畔にたくさんあるが、ま だ紅葉は始まったばかり。三つ峠山にはモ ミジは非常に少なく、ナナカマドも見られ ないので色彩的には少し寂しい。 1270m付近でカラマツの落ち葉が風 に吹かれて落ちてきた。カラマツが現れだ したが、まだ色づきは少ない。 1500mくらいでは黄色く色づき、青 い空に映えてきれいだった。 |
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この道は1500m位まで眺望はなく、 樹間越しに何とか湖と富士山が見える程度。 しばらく経って一人とすれ違い、あーち ゃんが「今日初めて人に会いました。」と 声をかけたら、「山頂は大勢の人がいまし たよ。」 その後3人が我々を追い越して行っただ けで、人にも会わず静かな道だ。 突然視界が開け、鉄塔が立っていた。そ こだけ空き地になっており、リンドウが咲 いていて、ヤマラッキョウの花がまだ残っ ていた。 |
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カラマツの黄葉 | ||
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リンドウ | ヤマラッキョウ | |
1550mくらいでようやく視界が開け、 富士の姿が見えた。大きい。あーちゃんが、 「ここに来ると富士山が大きいね。」 このあたりにマユミの木が何本かあり、た くさんの実をつけていた。 ベンチが数か所に置かれていて、そのうち の一つの近くにたった一輪のマツムシソウが まだ残っていた。 |
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山頂部にあるパラボラアンテナが見えて きて、ベンチには多くの登山者が休んで景 色を眺めていた。 三つ峠山荘、四季楽園の山小屋を通って 山頂へ向かう。 ロッククライミングの講習でもあるのだ ろうか、数十人のクライマーが講師から点 呼を受けていた。 |
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マツムシソウ | ||
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山頂近くからの富士 | ||
山頂にも多くの人がいた。 ここから見る富士山は見栄えがする。 この時間帯はほぼ正面から太陽の光を受け る。 今日は南アルプスから北アルプス、八ヶ岳 などほとんど全部が見える。特に南アルプス は甲斐駒から北岳、間ノ岳、塩見、悪沢岳、 赤石岳、聖岳とすべてのピークが見られた。 これは初めてだった。 |
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御坂黒岳の紅葉とバックに南アルプスの山々 | ||
山頂は狭いので下に降りて昼食を摂った後、 府戸尾根を下る。 「天上山6.5キロ」の標識があった。 この道も全く眺望もないほぼ一定の斜度の 下り道が続く。あーちゃんが「花もないし、 景色も見えないし、飽きる道だね。一人で歩 いていたらどんな気持ちがするんだろう?」 「黙々と歩くしかないよ。」 途中にフジアザミが残っていた。 2時間かかって天上山に着き、少し下って ロープウェイで降りた。 |
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フジアザミ | ||
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紅葉も見られ、大きな富士山も見られ、さわやかな秋の一日だった。 帰りは渋滞に3度巻き込まれて、4時間半かかった。 河口局前 8:48 母の白滝 9:22 天上山との分岐 11:27 山頂 11:50 天上山との分岐 12:37 天上山 14:33 |
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