御岳山にレンゲショウマの群生地があるこ とは以前から知っていた。行こうかと考えた 時期もあったが、何しろレンゲショウマの開 花は8月中旬から。この時期はまだ相当暑く、 標高1000m程度の山はとても歩く気には なれないと思っていた。 9月もだいぶ過ぎたこの時期でも、まだ咲 いているようなので、土曜日は高速が混むの で避けていたがそのあとでは台風が来るので 敢えて行ってみた。朝早い時間にも関わらず 中央高速は少し渋滞していた。 ケーブルカーを降りるとこのような幟があ り、すぐに群生地になっていた。 大部分が咲き終わっていたが、まだ残って いる花がいくつもあった。 |
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レンゲショウマまつりの幟 | ||
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レンゲショウマ | レンゲショウマ | |
この日は空気が澄んでいた。 途中の中央高速からも富士山がきれいに見 え、奥多摩の山並みも緑がきれいだった。 レンゲショウマの群生地には回遊の道がつ けられており、そこにはツルリンドウやオク モミジハグマ、ヤマジノホトトギスなどが咲 いていた。これらはその後もところどころで 見られたが、オクモミジハグマはどれも残り 花だった。 |
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ツルリンドウ | ||
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御岳神社へ向かう道にも、アザミやトリカ ブト、ヌスビトハギなどの花が見られた。 今日の青梅の最高気温は32℃と予想され ていた。標高1000mではさほど低くはな らないので歩いていたら相当に暑く汗もかな り掻くと覚悟していた。 実際には林の中に道が続いていて、その道 も緩い勾配なので汗は掻くが、予想以上に涼 しさも感じられる。これは意外だった。 |
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オクモミジハグマ | ||
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アザミ | トリカブト | |
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御岳神社から大岳山に向かう。 御岳山と大岳山は主に春に何度も来ている が、ほとんどがイワウチワを見に来るのが目 的で、ロックガーデンの道は歩いたことがな い。今日はそこを通って大岳山に行くことに した。 ヤマアジサイやツリフネソウが見られた。 ヤマアジサイはそれまででもたくさん見られ たが、ほとんど花は終わっており、咲いてい る状態はほんの少ししかなかった。 |
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ヌスビトハギ | ||
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ヤマアジサイ | ツリフネソウ | |
長尾平から少し下って、ロックガーデンへ の道をたどる。 ミヤマアキギリや斑点のきれいなヤマジノ ホトトギスが咲いていた。ミヤマアキギリは たつさんは以前9月に鳳凰三山に行ったとき、 夜叉神峠に向かう道で見ており、その時にこ の花を知ったので覚えていた。ヤマジノホト トギスはこれまでにもところどころで見られ た。 |
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ミヤマアキギリ | ||
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少し行くと天狗岩という標識があり、高さ 7〜8mほどの大きな岩があった、あーちゃ んが、「ここはパワースポットだね。」 |
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ヤマジノホトトギス | ||
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ここを過ぎると左手に養沢川の本流の沢が 出てきてその沢沿いに道がついてロックガー デンとなる。 ここから沢を最初に渡ったところでフシグ ロセンノウが見られた。この花は何度か見て はいるが、実際に撮ったのは初めてのような 気がする。 |
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天狗岩 | ||
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ここから沢をいくつか徒渉して登りになる。 ここの道は、徒渉地点には大きな岩がいく つかきれいに並べられ作られており、またと ころどころにある階段も岩でくみ上げられて いる。特に徒渉地点は自然にできたように見 える。古くからある道だと思うがどのように して作られたのかと思いながら歩いた。 綾広ノ滝を超え、芥場峠から大岳山に向か った。大岳山まではほとんど花は見られず、 わずかにソバナが2株あっただけだった。 |
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フシグロセンノウ | ||
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綾広ノ滝 | ソバナ | |
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8月中旬から9月上旬にかけて縦走する山を計画していたが、3日は続きそうな天気に恵ま れず、やむを得ずレンゲショウマを御岳山に見に行った。 標高1000m程度mの山は残暑の時期には敬遠していたが、実際行ってみると森の中の道 が汗はかくが噴き出るほどではなく、こんなに心地よいと感じたのは収穫だった。 登山口 8:09 御岳沢休憩所 9:39 綾広ノ滝 9:52 大岳山 11:10 登山口 13:10 |
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