北 岳


                          2009年9月6日〜8日



 今回は御池小屋に2泊し、のんびりと秋の花を見ることにした。

第一日目         
       広河原は晴れているが、山頂部は
  雲の中だった。

    大樺沢沿いの道に入ると、早速
  キツリフネやコウシンヤマハッカが
  道の両側にずーっと咲いている。特
  にコウシンヤマハッカは盛期を過ぎ
  ているが良く見るととてもきれいな
  紫をしている。
     
      コウシンヤマハッカ  
         
   クサボタン      
      シオガマギクもまだ下のほうでは
 咲いており、トリカブトが目立つ存在
 だった。

   オクモミジハグマも御池小屋までの道
  にちょうど盛りのように咲いていた。
     
第二日目       オクモミジハグマ  
   
 
 軽装備なので二股から2時間かからずに
 八本場のコルに。
  間ノ岳や南に富士山がくっきり見える。
     
         
         トラバース道にどんな花がまだ残って
  いるか楽しみに先を急ぐ。

   トラバース分岐までに、まだシロバナ
  タカネビランジも3、4株が健気に咲いて
  いる。

   30分ほどでトラバース道の入り口に到着。

   今日は、あーちゃんの希望で、北岳山荘
  までは行かずに途中で引き返すことに。

   まず、サンプクリンドウを見つけた。株
  そのものが小さいものが多い。
 
 
   サンプクリンドウ      
    ついで、アカイシリンドウ。これは初めて
  見た花だ。見るとかなり咲いている。

  大きな蕾が同居している株も相当数あり、
  いずれにしても咲き始めてわずかな日数
  しか経っていないようだ。
     
       アカイシリンドウ  
    そしてしばらく歩いて、ヒメセンブリがあった。
  まだ蕾が全開していない。

   さらに行くと、開いたヒメセンブリがいくつか
  あったが、全体としては非常に少ない。

   この3つに出会えることを期待してきただけ
  に、やはり同じときに見られるのはとても嬉し
  い。

  
しばらく花を撮って引き返す。
     
      ヒメセンブリ
 
         トラバース道ではキタダケトリカブトはまだ
  まだ多い。トウヤクリンドウはずっと少なく
  なっているが、黄色が濃くなって咲いている。

   イブキジャコウソウ、タカネナデシコ、ミヤマ
  シャジンなど、まだ十分写真に撮れる花も多く
  残っている。
 
   トウヤクリンドウ
     
         
 

 トラバース分岐から北岳に登る。ここにもサンプクリンドウやアカイシリンドウはかなり見られたが、
 ヒメセンブリは見つけることができなかった。

 北岳山頂からは北アルプスの一部に雲がかかっているだけで、あとは360度快晴の中での展望。

  小太郎分岐から御池までの道にもオヤマリンドウ、サワアザミ、カンチコウゾリナ、シモツケソウ
 などが最後の花を咲かせていた。

 


 御池小屋発6:02 上部二股7:21 八本場のコル8:13 トラバース分岐8:44 

トラバース道散策 トラバース分岐発9:45 北岳山頂10:26 肩の小屋11:25
 御池小屋13:30

 
 
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