切込湖・刈込湖


                          2015年10月6日


   奥日光にある切込湖・刈込湖の紅葉を見に行ってきた。
  今年は紅葉が例年より早く進んでおり、ウェザーニュースの紅葉情報でも色づきが見ご
 ろとなっていた。また、この日以降来週までは予定が入っていたため出かけることにした。

  日光市内に入って中禅寺湖あたりから青空が広がってきた。紅葉には青空は欠かせない。湯の湖の駐車場
 に停めて、路線バスで光徳温泉に行きそこから歩き始めた。

     光徳牧場の脇を通って山王峠を目指す。

   両側をササに覆われた道には、丸太で土留
  めをした階段がつけられているところが多い。

   はじめはミズナラの林だ。黄色く色づてい
  る。ところどころ赤く色づいた木々も遠くに
  は見える。

   30分ほどで針葉樹の林に変わる。15分
  ほど歩くと針葉樹が切れ、ダケカンバの林が
  広がる。ただ、ダケカンバに葉は少ない。

   そして約1時間ほど歩き、黄色になったカ
  ラマツがたくさん出てき、ほどなく山王峠に
  着いた。
    ミズナラの黄葉
 
  ダケカンバの林 カラマツの黄葉
     山王峠でようやく視界が開け、赤に紅葉し
  た木々が現れた。

   右手に山王帽子山という面白い名の山があ
  り、山肌はきれいに紅葉していた。

   きれいに赤く染まってるのはドウダンツツ
  ジだ。ただ何本かあったドウダンツツジも葉
  を落としているのが見える。

   ハウチワカエデは紅葉し始めだった。
  ドウダンツツジの紅葉
        山王峠から奥鬼怒林道の下を通って涸沼
     へと下る。

      割合急斜面を約100m下るが、そこの
     道にハウチワカエデの葉がたくさん落ちて
     いた。数日前の低気圧の通過による強風の
     影響なのだろう。紅葉した葉が風で落とさ
     れている。
  ハウチワカエデの紅葉
        涸沼は開けた素晴らしい場所だ。

      名前の通り窪地で水は全くない。

      周囲は山に囲まれ、その山々はところど
     ころに赤が点在し、沼に近いところにはカ
     ラマツが黄葉している。

      ズミがたくさんあり、6月はきれいな花
     を咲かせるのだろう。
  落葉しているハウチワカエデ  
        涸沼から多少のアップダウンがある林の
     中の道が続く。このあたりから湯元から歩
     いてくる人たちに出会う。

      道脇にゴマナがまだ咲いていた。
 
  涸 沼  
       切込湖が見え始める。湖畔には降りられな
    いので、少し上から木の間越しに見る。湖面
    が青緑色に見えている。

     やがて視界が開けてきた。

     切込湖と刈込湖は一体となっている。

     切込湖は湯元へ向かう近辺で湖畔に下りる
    ことができた。

     対岸の紅葉がおすすめのところであるが、
    木々の枝がかなりはっきり見えるのは、強風
    で落葉した残りだ。やや残念な感じがした。
  ゴマナ  
 
  刈込湖
 
  切込湖
     湖畔で昼食にして、湯元へ向かう。はじめ
  は標高差約100mを登るが、階段の道が続
  く。

   この辺りはヒノキ、ネズコ、サワラなどの
  木が多い。今日の道を振り返ると、ミズナラ
  などの広葉樹に始まり、マツやスギなどの針
  葉樹、ダケカンバの林、そしてカラマツとい
  ろいろな木々の林の中を歩いていた。

   そしてところどころでハウチワカエデやド
  ウダンツツジなどの赤があり、小峠の下では
  カツラが黄色の林を作っているのに出合った。

   多くのカツラの葉が散っていたのは残念だ
  ったが。
  ハウチワカエデ
 
  カツラの黄葉 落葉しているカツラ
     金精道路を渡って、階段の道を下ると湯元
  の源泉があった。

   地面のところどころからお湯が沸いていた。
     湯元温泉の源泉
 

 


    青空は午後2時ころまであったので、紅葉を見る条件は整っていた。ただ、数日前の爆弾
   低気圧による強風で、だいぶ葉が落ちてしまっていた。残っている葉は紅葉の見ごろには今
   一歩だった。

    ただ、歩く中でいろいろな木々に林が見られ、黄葉はきれいだった。


   光徳温泉 9:35  山王峠 10:38  涸沼 11:19  刈込湖 12:10

   小峠 13:09  湯元温泉 13:45


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