光徳牧場の脇を通って山王峠を目指す。 両側をササに覆われた道には、丸太で土留 めをした階段がつけられているところが多い。 はじめはミズナラの林だ。黄色く色づてい る。ところどころ赤く色づいた木々も遠くに は見える。 30分ほどで針葉樹の林に変わる。15分 ほど歩くと針葉樹が切れ、ダケカンバの林が 広がる。ただ、ダケカンバに葉は少ない。 そして約1時間ほど歩き、黄色になったカ ラマツがたくさん出てき、ほどなく山王峠に 着いた。 |
![]() |
|
ミズナラの黄葉 | ||
![]() |
![]() |
|
ダケカンバの林 | カラマツの黄葉 | |
山王峠でようやく視界が開け、赤に紅葉し た木々が現れた。 右手に山王帽子山という面白い名の山があ り、山肌はきれいに紅葉していた。 きれいに赤く染まってるのはドウダンツツ ジだ。ただ何本かあったドウダンツツジも葉 を落としているのが見える。 ハウチワカエデは紅葉し始めだった。 |
![]() |
|
ドウダンツツジの紅葉 | ||
![]() |
山王峠から奥鬼怒林道の下を通って涸沼 へと下る。 割合急斜面を約100m下るが、そこの 道にハウチワカエデの葉がたくさん落ちて いた。数日前の低気圧の通過による強風の 影響なのだろう。紅葉した葉が風で落とさ れている。 |
|
ハウチワカエデの紅葉 | ||
![]() |
涸沼は開けた素晴らしい場所だ。 名前の通り窪地で水は全くない。 周囲は山に囲まれ、その山々はところど ころに赤が点在し、沼に近いところにはカ ラマツが黄葉している。 ズミがたくさんあり、6月はきれいな花 を咲かせるのだろう。 |
|
落葉しているハウチワカエデ | ||
![]() |
涸沼から多少のアップダウンがある林の 中の道が続く。このあたりから湯元から歩 いてくる人たちに出会う。 道脇にゴマナがまだ咲いていた。 |
|
涸 沼 | ||
![]() |
切込湖が見え始める。湖畔には降りられな いので、少し上から木の間越しに見る。湖面 が青緑色に見えている。 やがて視界が開けてきた。 切込湖と刈込湖は一体となっている。 切込湖は湯元へ向かう近辺で湖畔に下りる ことができた。 対岸の紅葉がおすすめのところであるが、 木々の枝がかなりはっきり見えるのは、強風 で落葉した残りだ。やや残念な感じがした。 |
|
ゴマナ | ||
![]() |
||
刈込湖 | ||
![]() |
||
切込湖 | ||
湖畔で昼食にして、湯元へ向かう。はじめ は標高差約100mを登るが、階段の道が続 く。 この辺りはヒノキ、ネズコ、サワラなどの 木が多い。今日の道を振り返ると、ミズナラ などの広葉樹に始まり、マツやスギなどの針 葉樹、ダケカンバの林、そしてカラマツとい ろいろな木々の林の中を歩いていた。 そしてところどころでハウチワカエデやド ウダンツツジなどの赤があり、小峠の下では カツラが黄色の林を作っているのに出合った。 多くのカツラの葉が散っていたのは残念だ ったが。 |
![]() |
|
ハウチワカエデ | ||
![]() |
![]() |
|
カツラの黄葉 | 落葉しているカツラ | |
金精道路を渡って、階段の道を下ると湯元 の源泉があった。 地面のところどころからお湯が沸いていた。 |
![]() |
|
湯元温泉の源泉 | ||
|
青空は午後2時ころまであったので、紅葉を見る条件は整っていた。ただ、数日前の爆弾 低気圧による強風で、だいぶ葉が落ちてしまっていた。残っている葉は紅葉の見ごろには今 一歩だった。 ただ、歩く中でいろいろな木々に林が見られ、黄葉はきれいだった。 光徳温泉 9:35 山王峠 10:38 涸沼 11:19 刈込湖 12:10 小峠 13:09 湯元温泉 13:45 |
トップに戻る | 山の花の道に戻る |
---|