毛無山は富士山を見る山だそうだ。 たつさんの山の選択の中にはこの山はない ので、こういう機会がないと登ってみようと は思わない山の一つである。 麓の有料駐車場に着くと、もう車で一杯で、 何とか一台停めることができた。この時期に でも結構な登山者があるらしい。気温は5℃。 風がほとんどないので、上着はフリースだけ にして防寒着はザックに入れて歩きだした。 |
![]() |
|
麓金山跡 | ||
歩きだしてすぐに、麓金山精錬場跡の標識 と精錬の器具があった。この辺りで昔は金が 採掘されていたのだ。 すぐにスギの林になり、毛無山一合目の標 識が出てきた。スギの林は一時で終わり、自 然林の登山道に変わった。 登山道に階段がない山は今どき珍しい。 ここは木の根や岩の道が続いてるが尾根道 が多いため登山道が雨でえぐられることがな さそうだ。 |
![]() |
|
標識 | ||
![]() |
ただ、2.5万図でわかるが結構急な尾 根道だ。 滝まで15分という標識があって、対岸 に不動の滝が見えた。かなり落差はありそ うだ。 登山道の右側木の間越しに富士山がきれ いな姿を見せてくれる。前日の西からの強 風で空気がきれいになっており、快晴の空 に美しい。 風がないため結構汗をかく。 五合目に着いた時、二つの標識があった。 その一つに何とマツダランプの文字があっ た。マツダといっても車のマツダではない。 昔の人でないとこの言葉はわからないと思 う。ということは相当古くからある標識の ように思える。 |
|
不動の滝 | ||
![]() |
その後も同じような道が続き、「北アル プス展望台」という場所に着いた。 岩を2メートルくらい登ると前方に南ア ルプスの山々が雪をかぶった姿で現れた。 北アルプスは雲の中にあって見えなかっ た。ここは、「南アルプス展望台」が適切 だと思う。 岩の上からは前面の木々が少し邪魔だっ たが北岳から間ノ岳、農鳥岳がくっきり見 える。 ここの先から平坦になって毛無山の山頂 に着いた。 |
|
マツダランプの文字が見える標識 | ||
![]() |
||
白峰三山 | ||
山頂は気温3℃。風がないので寒くはない。 マルバダケブキだろうか、枯れた花が金属 ででもできたかのような色合いを見せていた。 富士山は圧巻だった。 ここでしばらく過ごし、再び南アルプスの 山を見るため同じ道を戻った。 陽の傾きが変わったせいか、南アルプス南 部の悪沢岳、赤石岳、聖岳などが輝いて見ら れた。 |
![]() |
|
タルバダケブキ | ||
![]() |
||
富士山 | ||
![]() |
||
南アルプス南部の山々 | ||
|
こういう機会がないと行くことのない毛無山に行ってみた。 思っていた以上の登山客がいて少々驚いた。天気はこれ以上ないほど素晴らしく、一日を 堪能できた。 登山口 9:22 五合目 10:31 北アルプス展望台 11:45 山頂 11:56 登山口 14:28 |
トップに戻る | 山の花の道に戻る |
---|