川乗山


                           2014年11月16日


   4年前の初夏に川乗山に行ったときに、標高1000mあたりにモミジの大きな木々があ
 り、秋はきれいだろうなと思っていた。奥多摩の紅葉が1000m付近まで降りてきたとい
 う情報を見つけたので訪れてみた。


  天気がよさそうなので、素晴らしい紅葉が見られると期待していたが、一方でこのところかなり気温が低い
 のでもしかしたら遅いかもしれないという不安も少しはあった。
  鳩ノ巣の無料駐車場に止めて、奥多摩駅まで電車で行って鳩ノ巣に下りるコースにして早目に家を出た。

     7時前に駐車場に着いたが、予想以上の混
  み具合いで何とか停められた。奥多摩行きの
  JRは登山者で一杯で、駅について川乗橋方
  面のバス停にはかなりの列ができていた。

   気温は3℃。風はないが結構寒い。

   バスは増便が出て、全員が座れるように誘
  導され3台で川乗橋に着いた。

   早速歩き始める。ここから舗装された林道
  を歩くがここが結構退屈で長い。

   だんだんあたりの紅葉がきれいになってき
  た。

   細倉橋から登山道に入るはずが、通行止め
  になっていてう回路を歩くようになっていた。

   途中陽当たりの良い場所にリンドウがまだ
  残っていた。
    麓の紅葉
        舗装された林道を1時間20分くらい歩
     いて、ようやく山道に入った。

      急な下りが10分くらい続いて、沢沿い
     の道に合流し、川乗谷を左岸にわたって少
     し登ると百尋の滝の分岐が見えた。

      百尋の滝はここから少し下ったところに
     ある。標高900mくらいだ。

      紅葉している木々は少なく、葉もずいぶ
     ん落ちていた。
  リンドウ  
        ここから尾根道を少し歩き、尾根の下を
     沢を下に見ながら辿るようになる。

      標高1000m付近。確かこの辺にモミ
     ジの林があったはずだが…。と見ると、モ
     ミジの木々はあったが、葉っぱは全くつい
     ていない。

      足元には何とか赤と見えるような枯れた
     モミジの葉があった。少なくと1週間は遅
     かった!!

      仕方なく川乗谷を詰める。そして山頂に
     着いた。
  百尋の滝
 
  裸になったモミジの木々 山頂の標識
     山頂には10人くらいの人が休憩していた。

   2組が2人パーティーだった以外は皆、単
  独登行者だった。

   この山は標高は1400mないが、眺望は
  良い。すっきりではなかったが、富士山も見
  られた。

   お目当てのモミジの紅葉が見られなかった
  こともあって、そうそうに下山することにし
  た。
     富士山
     鳩ノ巣駅に向けて下る。ここからは6.6
  キロのずっと下りの道だ。

   杉の林が多いので、その中は結構気温が低
  く、手袋をはめる時がある。

   300mくらい下ったころから、木々の紅
  葉が見え始めた。
  こんな杉の林を歩く 
        さらに下ると、黄色や赤がところどころ
     で見られるようになった。

      モミジは時々一本ずつ現れるが、林には
     なっていないので少し寂しい。
     
 
     
     北東方面に山並みが杉の林越しに見られて、
  斜面にきれいな紅葉が見られるが、木が邪魔
  して写真を撮れるところがない。

   かなり下の林道に出たところで視界が開け、
  ようやく一枚撮った。

   その後やや急な斜面を下り、熊野神社の脇
  に到着した。
 
 

 


    期待していたモミジの林の紅葉はすでに終わっており、残念だったが、何とか奥多摩の紅葉が見ら
   れた。風もなく天気も良かったので満足の一日だった。


   川乗橋 7:37  細倉橋 8:20  百尋の滝 9:11  山頂 10:37

   鳩ノ巣駅 12:42


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