神楽ヶ峰


                           2016年10月21日


   苗場スキー場とかぐらスキー場の田代エリアを結ぶドラゴンドラというゴンドラがあり、
 紅葉の時期に運転しているという。今年は山の紅葉の時期を逃してしまい、きれいな紅葉を
 見ていない。
  このゴンドラに乗って紅葉を見て神楽ヶ峰を往復してくることにし、紅葉が見ごろで天気
 のいいこの日に出かけることにした。

  ゴンドラの山麓駅へのシャトルバスが9時始発で、ゴンドラは約25分かかる。帰りの山頂駅の最終が16
 時なので、苗場山の山頂までの往復は厳しい。また、9時に乗れるとは限らないので、苗場山途中の神楽ヶ峰
 までの往復と決めた。

     駐車場に着いたのは9時15分だった。ま
  だ車は数十台だった。やや風がある。

   ドラゴンドラを降りてから苗場山への道は、
  この時期にしか通れない道だそうだ。

   シャトルバスは満員になれば発車するので、
  ほとんど待たない。

   ゴンドラはまだ空いているので8人乗りに
  2人だけ。

   すぐ右手に平標山が見えてきた。2年前左
  手の鉄塔が途中にある松手山から登ったので
  懐かしい。
  松手山(左)と平標山(右)
 
    ゴンドラの椅子に腰かけたら暖かい。このゴンドラは基本的にはスキー客のためのもので
   あり、冷えないように少しヒーターが入っているらしい。

    往復でかなり写真を撮ってみたが、ゴンドラの窓に反射光が入るのと動いている中なので、
   きれいには撮れなかった。

    でもきれいな紅葉が見られた。あーちゃんも「上から紅葉を見るのはいいものだね。」

   
   
   
   
   
   
   
   
   
 
     山頂駅では下りのゴンドラに乗る人たちが
  長い列を作っていた。これは帰りには相当混
  むかなと思っていたが、実際帰りは午後2時
  だったためか空いていた。朝早くここに来て
  紅葉を見て引き返す観光客が多いようだ。

   ここから観光リフトが一本動いていたが、
  スキー場の斜面を歩くことにした。

   後ろを振り返ると平標山がきれいに見えて
  いた。その左は仙ノ倉山のようだ。
  平標山
     リフトの終点付近は標高が1500mを超
  えるので、紅葉はほぼ終わっており、ダケカ
  ンバの白い幹が目立っている。

   苗場山の山頂部と右側に神楽ヶ峰の姿が現
  れてきた。

   リフト終点から登山道に入るが尾根上の緩
  い登りの道が続く。10月から11月のこの
  時期だけしか歩けない道だそうだが、ササも
  結構刈られている。

   その後1650m付近から、両側がササの
  急登となり、ここは本当に単調な道だ。

   ハウチワカエデが一本だけ紅葉していた。
    スキー場の道と苗場山、神楽ヶ峰
       苗場山山頂部もだいぶ近くなってきた。

     大きなダケカンバの木が一本あり、豪雪地
    帯を象徴するように幹がねじ曲がっている。

     300mから400m下の沢にまだ残って
    る紅葉が見られた。

     先行者が2名いたが、このあたりを一人ゆ
    っくり歩く女性がいたにすぎない。傾斜が緩
    くなり、神楽ヶ峰に着いた。
   ハウチワカエデ  
 
  苗場山 ダケカンバと下方の紅葉
      
    帰路、カッサダムと谷川連山、遠く尾瀬の至仏山が望めた。さらに下ると、越後三山の山が
   眺められた。

 
  カッサダムと谷川連山と尾瀬の山々
 

 


    ドラゴンドラはいくつもの急峻な沢の上を通るので、素晴らしい紅葉が見られた。ゴンドラ
   だけに乗って帰るのでは面白くないと思って神楽ヶ峰を往復したが、景色は良かったがそこま
   ですることもない程度の山道だった。


   ドラゴンドラ山頂駅 9:58  神楽ヶ峰 12:30


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