景信山・高尾山


                          2020年4月6日


   新型コロナウイルスの影響で外出自粛の要請が出ているが、3つの密にならない方法で山に
 行くことにしている。今回はタカオスミレが見つかればいいなと思って、景信山から高尾山を
 回ってくることにした。

  タカオスミレが群生して咲く場所を知ってはいるが、そこは昨年の台風19号の影響で林道が崩壊したま
 まで人の通行はできるが、その道から山には登れなくなっている。そこのタカオスミレがどうなっているか
 気になるところだが、林道が荒れているのでもし見られなかったらがっかりすると思い、別ルートをとるこ
 とにした。

     小仏行きのバスを日影で降り、日影沢でタ
  カオスミレを探すことにした。この道をその
  まま進めば城山に行けるが、その日影沢林道
  も崩壊して通行不能になっている。

   そこで日影沢を少し歩いて見つからなけれ
  ばバス道を小仏まで歩いて景信山に登ること
  にしていた。

   日影に入ってすぐに2株のタカオスミレが
  見つかった。株そのものは小さいがラッキー
  だった。

   すぐにバス道に戻って景信山登山口まで歩
  くことにしたが、途中でイカリソウが朝日に
  輝いていた。
    タカオスミレ
       南浅川沿いのバス道を20分ほど歩いて、
    小仏のバス停につき、そこから景信山登山口
    まで舗装の道を歩く。

     このあたりでも台風19号の影響で川沿い
    の道が崩れ修理をしているところがあった。

     途中、ムラサキケマンやカキドオシが見ら
    れ、登山口付近ではヤマブキがたくさん咲い
    ていた。
   イカリソウ  
       ここからの道を景信山に登るのは確か初め
    てだ。

     山道に入ると杉の林の尾根が続き、花はタ
    チツボスミレが少しだけ見られるにすぎなく
    なった。

     30分くらい登ると視界が開けて、明るい
    尾根道となった。そこから山頂までの間で見
    られた花は、チゴユリ、ウグイスカグラ、エ
    イザンスミレ、モミジイチゴだった。
  ヤマブキ
 
   チゴユリ ウグイスカグラ
 
  エイザンスミレ モミジイチゴ
 
    景信山頂には数人がいるだけだった。平日でもあるが、コロナウイルスの影響で外出を控えて
   いる人が多いのだろう。

    天気は良く、風も弱い。空気はこの時期としては割合澄んでいて、あーちゃんが「新宿の高層
   ビルも見えるわ。」

    少し休んでいるうちに人の数も少し増えてきた。

    高尾方面へ下る。北高尾山稜方面の山肌でヤマザクラがきれいだ。

   
  ヤマザクラと出始めた新緑
     小仏峠に着くと、ミツバツツジがきれいに
  咲いていた。ミツバツツジは高尾山までの途
  中でも見られた。

   城山への途中で今まで見ていないスミレに
  出会い、写真に撮った。「これは何とかスミ
  レだね。」とつぶやいたら、あーちゃんが「
  そう、何とかスミレよ。」

   あとで調べたらヒナスミレと分かった。
  ミツバツツジ
       城山の南側には黄色のスイセンが咲き、ほ
    かにネコヤナギやミツバツツジ、モモの木な
    どが花を咲かせてとてもきれいだ。

     ここを過ぎ、一丁平に向かう。木の階段の
    両側にももう少し経つと花が見られるが、今
    はまだ咲いてなく、キブシの花だけが見られ
    た。

     ここから一丁平を過ぎ、モミジ台までの間
    は桜並木でちょうど満開だった。
  ヒナスミレ
 
  城山南側に咲く花々 キブシ
           一丁平でお昼にし、6号路を下ることにした。

     6号路の下山口までに見られた花は、ミヤ
    マシキミ、ミミガタテンナンショウ、タチツ
    ボスミレ、ヤマルリソウ、マルバスミレ、ニ
    リンソウ、ヨゴレネコノメ、ミヤマカタバミ
    などだった。
  サクラ  
 
  ミミガタテンナンショウ ヤマルリソウ
 
  マルバスミレ ニリンソウ
 
  ヨゴレネコノメ ミヤマカタバミ
 

 


    だいぶ春の花が咲き始めてきた。

    ただ、こういう状況なので山でも人はずいぶん少なかった。



  日影 8:30  景信登山口 9:13  景信山 10:12  小仏峠 10:53

  白山 11:20  一丁平 11:50  高尾山口 14:11



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