陣馬山・景信山


                          2017年3月29日


   昨年初めてタカオスミレを見ることができたが、4月中旬だったのでやや花が終わりに近
 かった。そこで今年は良い状態のタカオスミレを見たいと思い、さらに少しのトレーニング
 も兼ねて陣馬山から歩いてみることにした。

  3日前に冷たい雨が一日降り、那須高原で高校生の雪崩遭難があった。東京や神奈川の山間部にも雪が
 降っていたことは知っていたが、陣馬山に登る途中からその雪が残っており山頂には20センチほどの積
 雪があった。さらにそこからはずっと雪とぬかるみの道でとても花など望めない状態だった。しかも景信
 からの下り道を間違えてしまい、目的のタカオスミレのある場所に行けなかった。
  ただ、今年はまだ暖かさがなく、スミレもほんの少しで春の花もまだあまり咲いていなかった。

     高尾駅発8:35の陣馬高原行きのバスは
  一台でしかも乗客は全員座席があり、まだ空
  席も見られた。

   春休みだし、天気予報も暖かいとのことだ
  ったので、家族連れも含めて人が多いかなと
  思ったが予想外だった。

   一方でこの時点では周りの景色からも雪が
  残っているとは想像もしていなかった。

   しばらく舗装の林道を歩き、案内板に新ハ
  イキングコースとあったので、それに入った。

   ヨゴレネコノメが少し咲いていた。そのほ
  かの花は全く見られなかった。その後尾根道
  までやや急な杉の林の中の道を登る。
    杉木立の登山道
     尾根道に出たら、前日降った雪が斜面に少
  し残っていた。

   その後、雪の量は少しずつ増え、また溶け
  た雪のぬかるみ道と雪のついた道が交互に現
  れ、山頂に近くなった時はあたり一面雪景色
  だった。

   天気予報では今日は少なくとも昼過ぎくら
  いまでは晴れだったが、時折日差しはあるも
  のの雲が覆っていて肌寒い。

   山頂は約20センチくらいの積雪があった。

   10人程度の登山者が休憩しており、また
  景信方面から歩いてくる人もちらほら見られ
  た。
  陣馬山山頂のモニュメント
     このような状況では、今日は最後に少しの
  花が見られることを期待して、景信山方面へ
  歩きだす。

   ここは関東ふれあいの道という名称がつい
  ていて、標識も至る所に見られる。

   途中明王峠というところに、休憩のベンチ
  がいくつかあったので、そこでお昼にした。

   ようやく咲き始めたウグイスカグラがほん
  の少し見られた。
    ウグイスカグラ
     陣馬山から景信までいくつかの峠を越えて
  歩くが、ほとんど水平道。日の当たる尾根道
  には雪はないが、林の中に入るとまだ残って
  おり、景信山頂は10センチの積雪だった。

   ミツマタが咲いていた。

   景信で少し休んでから、小下沢へ下りて、
  沢沿いに花を見ることにしていたが、道を間
  違え小仏に降りてしまった。

  景信山
       小下沢から景信山へ登ったことがあり、そ
    の分岐がどういう場所だったかよく覚えてな
    く、また標識がないため、一応地図で確認し
    て歩いたものの誤った方向に下りたことにな
    る。

     歩いているところは一度も通ったことがな
    いので、コンパスで確認すべきだった。過去
    に通った道の一本上流の道と思いこんだのが
    原因だ。

     ただ、花はほとんど咲いてなく、ヨゴレネ
    コノメとクマイチゴと少しのスミレを見ただ
    けだった。小下沢でも同じような状況だと勝
    手に解釈して小仏のバス停からバスに乗った。
  ミツマタ
 
  ヨゴレネコノメ クマイチゴ
 

 


    今回はほとんど情報収集をしていなかったので、こんなに雪が残っていたとは思わなかった。

    また、地図とコンパスを持っていたにもかかわらず、道を確認しなかったため予定した場所と
   違う方向に降りてしまい、反省しきりの山だった。


  陣馬高原 9:20  陣馬山 10:43  明王峠 11:33  景信山 13:16

  小仏バス停 14:26


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