権現岳


                      2008年7月19日


 翌週に二人で北岳に夏盛りの花を見に行くことにしている。あーちゃんが「この夏最初の山が
いきなり北岳では・・・」ということで、トレーニングをかねてどこかの山に行ってこようとい
うことになった。
 北岳の初日は北岳山荘までなので、その高低差と所要時間が同じような感じでしかも日帰りが
できる所という条件設定を考え、権現岳が浮上してきた。
ここでどんな花が見られるのか期待も
して登った。

 

 天女山の駐車場に着いたのは8:00ころであった。天気は晴れ。多少雲は出ているものの、この時期と
しては申し分ない。


 
   8:30に天女山の登山口を歩き始めた。
  
  権現岳頂上付近で花を期待していたが、
 早速イブキジャコウソウが現れた。
 このようなところに咲いているとは、少し
 意外な感じがした。それも道の両側にかな
 り多くが、咲いており、山頂付近までとこ
 ろどころで咲いていた。

  ニッコウキスゲやヤマホタルブクロも、
 ところどころに。
  山頂まで6.8kmの標識
    緩い尾根筋の先に最初のピーク、前三つ
 頭が見える。天気は上々。

  ミヤマカラマツやヤマオダマキも時々見
 られる
   イブキジャコウソウ
 

 

   ミヤマカラマツ  ヤマオダマキ
 

  前三つ頭に到着。

  南アルプスの山々が見えるはずだが、
 ガスがかかっている。ここから尾根上の
 ザレ場にヨツバシオガマ、グンナイフウ
 ロ、ミネウスユキソウが現れた。
  
  残念ながら霧で見通しは効かないが、
 いろいろな花が見れそうな予感がする。

 
 
     ヨツバシオガマ
 

   グンナイフウロ ミネウスユキソウ 
        ネバリノギランが見え出す。
  そうとうな数がある。ただ、あまり目立た
 ない花であることが残念。

  再び樹林帯に入り、ゴゼンタチバナやイワ
 カガミ、マイヅルソウ、終わりかけのキバナ
 シャクナゲがぽつんぽつんと出てくる。

  このあたりになると花は少なくなってきた。
 
   ネバリノギラン
   
  イワカガミ   ゴゼンタチバナ
 

  三つ頭に到着。
  再び広いザレ場になり、チシマギキョウ
 の比較的大きな株が見られた。

  2570mのポコにでてようやく権現岳
 の尖った頂上が見える。このころガスが晴
 れ、近くの編笠山や南アルプス、秩父連山、
 日本アルプスの山々が見えるようになった。

  一旦下ったあと最後の登りとなる。ミヤ
 マハンショウヅル、ミヤマダイコンソウ、
 ハクサンイチゲ、シナノキンバイが見られ
 た。

    チシマギキョウ 
     
   ミヤマダイコンソウ 南アルプスの山々 
 
   権現岳到着。

   八ヶ岳の主峰赤岳はガスがかかり、時々
  その姿が見える程度。

   山頂近くにはムシトリスミレが咲いてい
  た。

 
    ガスの晴れ間に一瞬見えた赤岳 
 
   花はそれほど期待していなかったが、数は少ないものの思っていた以上に見られた。
  ただ、帰りの道は相当長く感じた。

   往復の間で標高差は1500m程度、時間も7時間半であーちゃんにとっては、いいトレー
  ニングになった。


  登山口 8:30 前三つ頭 10:32 三つ頭 11:22 山頂 12:40

  発 12:57 三つ頭 13:42 前三つ頭 14:12 登山口 16:00

  
     

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