晴れの天気予報なのに、福島県に入っても 雲が多い。一部に青空が覗くだけ。あだたら 高原の駐車場あたりはたまに日差しがあるも のの風が強い。 山頂は見えないが後方を雲が覆っている。 晴れ間は期待できそうにないが、ともかく 山頂を目指すためロープウェイに向かったら、 強風で運転休止の知らせ。 ロープウェイの山頂駅はたいして遠くもな いため、下からスキー場を登ることにした。 |
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スキー場を登る | ||
中腹から上は紅葉しているが、登山口から 少し上も始まっている。 右の写真は下山時にロープウェイの中から 撮った(下山時には風も収まって運行してい た)ものであるが、紅葉し始めの様子がわか る。 歩き始めた時はかなりの強風だった。 スキー場の中にはススキの陰で残っている オヤマリンドウが見られた。 |
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ロープウェイ下山時の山麓の紅葉 | ||
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林の中へ入り、岩場の道を登っていく。 50分くらいで五葉松平というところに着 いた。ちょっとした空地だが、風を避けて休 んでいる人たちが20人程度いた。 そこからほんの少しで薬師岳に着く。 ここには「この上の空がほんとの空です。」 と高村智恵子の言葉が標識になっていた。 ここにも多くの登山者が休んでいた。 |
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オヤマリンドウ | ||
ここの少し先がロープウェイの終点になる。 下から歩いて1時間ちょっとだった。まだ 運休なので登山者以外に人はいない。 ここからは広い木道がしばらく続く。 空は相変わらず曇り空。気温は低くはない が、風が強いため多くの人がウインドヤッケ を着こんでいる。われわれは長袖シャツで十 分だ。 道のところどころでヤマウルシの赤やオレ ンジのグラデーションになった葉や、黄色や オレンジの黄葉が見られる。 |
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木道から岩の登山道に変わり、1550 m付近で尾根道の周りの灌木が終わって眺 望が開けてきた。 山頂方面の上はかすかに青空が望まれる が、日差しは全くない。 それでもちょうど見ごろの紅葉だ。 振り返ってスキー場方面を見ると、そこ もきれいに彩られていた。 |
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山頂部の紅葉 | ||
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中腹より下の紅葉 | ||
写真を撮り終えて登ろうとしたら、団体の 一団が登ってきた。相当の人数であとで見た ら40人は超えていたようだ。 その人たちが数珠つなぎに登って、道を開 けるでもない。あーちゃんはこの一団に入っ て登っていて、下りの人がうんざりした様子 で道を開けて待っているのを見て、「列が長 いからキリのいいところで下った方がいいで すよ。」と伝えたそうだ。 ガイドらしい人もいるが、周りに気を使う 様子がない。このくらいの人数の団体なら、 1グループの人数を10人くらいにして間隔 をあけて歩いてほしいものだ。 |
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シラタマノキの実 | ||
シラタマノキが白い実をつけていた。 山頂直下100mくらいで、霧の中に入っ てしまい、視界がなくなった。 風も少しあったので、山頂からすぐに下っ て、視界が開けたところで食事にした。 本来なら、くろがね小屋方面まで歩いて紅 葉を楽しむつもりだったが、視界が悪いため 来た道を引きかえすことにした。 |
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紅葉の最盛期の晴天時に山を訪れるタイミングはなかなか難しい。 今回の安達太良は前日の天気予報では快晴だったが、当日は終日曇りで、下山したときには小雨 も降っていた。 でも久しぶりの東北の山の紅葉はきれいだった。 |
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